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加能作次郎[かのう さくじろう]
加能 作次郎(かのう さくじろう、1885年〈明治18年〉1月10日 - 1941年〈昭和16年〉8月5日)は、日本の小説家、評論家、翻訳家。石川県羽咋郡西海村風戸(現・志賀町西海風戸〈さいかい ふと〉)出身。 == 人物 == 少年時代、京都の伯父に預けられて育てられた作次郎は、早稲田大学文学部英文科を卒業した後、博文館に入社し、『文章世界』の主筆として翻訳や文芸時評を発表する。1918年(大正7年)に私小説「世の中へ」で認められ、著作家として活躍する。1940年(昭和15年)、「乳の匂ひ」を発表するも、1941年(昭和16年)、クループ性急性肺炎のために享年57・満56歳で死去した。 広津和郎は作次郎を評して、「少年のみずみずしい感情をいつまでも持ち続けていた」と表現している〔広津和郎 『美しき作家』1941年8月(『現代日本文學全集』34、筑摩書房、1955年〈昭和30年〉9月5日、373-375頁)。なお、掲載に当たって旧字・旧仮名を新字・新仮名に変更。〕。長らく忘れられた著作家であったが、荒川洋治が講談社文芸文庫で『世の中へ・乳の匂ひ』を編集して以来、再評価されつつある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「加能作次郎」の詳細全文を読む
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