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加藤九祚 : ウィキペディア日本語版
加藤九祚[かとう きゅうぞう]

加藤 九祚(かとう きゅうぞう、1922年5月18日 - )は、日本の人類学者。アジア文化史。創価大学国立民族学博物館名誉教授。
== 経歴 ==
朝鮮慶尚北道生まれ、山口県に育つ。鉄工所工員・小学校代用教員を経て、上智大学予科入学。1944年に応召し、満洲へ出征。1945年敗戦により、ソ連軍に捕らえられ、シベリア抑留。1950年帰国、1953年に上智大学文学部独文科卒業、平凡社入社。
ユーラシア大陸の考古学等の研究・翻訳紹介を始め、1963年、最初の著作『シベリアの歴史』を刊行。
* 1975年、国立民族学博物館教授。
* 1976年、ロシアの日本学者ニコライ・ネフスキーの評伝『天の蛇』で大佛次郎賞受賞。
* 1983年、「北東アジア民族学史の研究」で大阪大学学術博士。
* 1986年、民博退官後、相愛大学教授、創価大学教授。
* 1991年、大阪市民表彰。
* 1992年、ロシア科学アカデミー名誉歴史学博士。
* 1994年、大同生命地域研究賞受賞。
* 1999年、南方熊楠賞受賞。
* 2009年、個人雑誌『アイハヌム』でパピルス賞受賞。
* 2011年、秋の叙勲で瑞宝小綬章受章。
1998年以降、ウズベキスタン科学アカデミー考古学研究所と共同で、テルメズ郊外カラテパでクシャン時代仏教遺跡の発掘を開始、2002年秋には出土品を東京・奈良・福岡で展示。現在も発掘を継続している。2002年ウズベキスタン政府より「ドストリク」(友好)勲章、テルメズ市より「名誉市民」章を受ける。
2001年より単独編集誌『アイハヌム 加藤九祚一人雑誌』を秋から冬にかけ、毎年1冊東海大学出版会で刊行している(2010年版は、他の著作が重なり翌年刊)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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