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加賀美新 : ウィキペディア日本語版
仮面ライダーカブトの登場人物[かめんらいだーかぶとのとうじょうじんぶつ]

仮面ライダーカブトの登場人物(かめんライダーカブトのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ仮面ライダーカブト』に登場する主要な人物について記述する。


== マスクドライダーシステム資格者 ==
; 天道 総司(てんどう そうじ) / 仮面ライダーカブト
: 演 / 声 - 水嶋ヒロ(7年前:ショーン・ウィーグ)、スーツアクター - 高岩成二
: 本作の主人公。マスクドライダーシステム第1号である仮面ライダーカブトの資格者となった青年。21歳。一人称は「俺」。自らを「天の道を往き、総てを司る男」と称する。自分が世界で1番偉いと本気で思っており、天(空)を指し示すポーズをとる。キザで傲岸不遜な言動を取る事も多いが、弱者は決して見捨てずに救いの手を差し延べる熱い正義感の持ち主でもある。
: 独力で物事を解決しようとする傾向が強いため、自分で解決出来ない事には脆く、度を越した秘密主義を貫く事から誤解を招いてしまう事もある。自らを“選ばれし者”と信じ、戦う日が来るまで準備を続けてきたため、定職に就いていない。住んでいる家はかなりの豪邸。7年もの間鍛錬を費やしたので、生身でもワームと互角に戦うなど極めて高い戦闘能力を誇る。人気者で社交的な性格だが、前述の理由からか友人はいなかったらしい。
: 祖母(劇中未登場だが天道によると未だ健在)〔『仮面ライダーディケイド』では「カブトの世界」というパラレルワールドながらも登場し、佐々木すみ江が演じる。〕を尊敬し、しばしば「おばあちゃんが言っていた…」というセリフの後、教えを口にする。これらの格言は「天道語録」と呼ばれる。プロ級の腕前である料理(前述の教えも料理に例えた物が多い)をはじめあらゆる事に精通し、それゆえ他人を見下す(と解釈される行動を取る)事が多いが、ひよりやじいやなど自分より優れた腕を持つ相手には敬意を払い、特にじいやに関してはかなり遜った態度を取る。また不器用ゆえに傲岸不遜な態度を取っている訳ではなく、必要とあらば他人のご機嫌を取るような態度も器用にやってのける。
: 加賀美の事は“退屈しない面白い男”と評し、窮地に陥った時には手を貸す事もある。しかし精神面で彼に助けられる事もあり、自身の生い立ち・人類の存亡に関わる重大な事実を彼だけに明かす事もある。特殊な理由がある場合以外はZECTに協力しようとはせず、単独行動を好むため、度々彼とZECTメンバーの間で衝突が発生する。
: 旧姓は日下部。3歳の頃、父と妹を妊娠中の母がネイティブにより殺害・擬態された後、身よりの無かった所を祖母に引き取られ“天道”姓になる。その後祖母の家に樹花が誕生し、東京タワーに近い一軒家で彼女と共同生活を営む様になる。しかし7年前、両親に擬態したネイティブと遭遇。彼らが連れていた少女が、生まれるはずだった妹・ひよりに擬態したネイティブである事を察し、直後に渋谷隕石の災厄に巻き込まれる。これを機に復讐を果たそうと画策するも、ひよりの叫びを聞き思い留まる。そしてネイティブであっても、生まれる前に殺された妹を守る事を決意。総一としての記憶を取り戻した擬態総一からライダーベルトを授けられ、その後の7年間はひたすら鍛練に費やし、カブトゼクターとの邂逅を契機に、ワームとの戦いに身を投じる。妹の樹花とは血の繋がりが無いものの、彼女も本当の妹の様に大切に思っている。故にひよりや樹花が危険に晒された際は、常日頃の冷静さを失いがちになり、取り乱す事もある。
: 最終回ではワーム・ネイティブ壊滅後、エッフェル塔を背景に豆腐を片手に歩く姿が見られた(そこでも天道の名が知られている)。
:; 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
:: ZECTとNEO ZECTの抗争中に両組織の前に現われ、双方に自分を売り込む。生き別れの妹・ひよりを助けるため、歴史を変えられるハイパーゼクターを持つ「黄金のライダー」を探している。
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; 加賀美 新(かがみ あらた) / 仮面ライダーガタック
: 演 / 声 - 佐藤祐基(現・佐藤汛)、スーツアクター - 伊藤慎(ザビー・ガタック)
: 本作のもう1人の主人公。ZECT・田所チームの見習い隊員を経てマスクドライダーシステム第5号である仮面ライダーガタックの資格者となった青年。一時期は仮面ライダーザビーの2代目資格者でもあった。21歳。血液型はA型。一人称は「俺」。ZECTの隊員として働く一方、普段は洋食店“Bistro la Salle”でアルバイト店員も務める。一本気かつ心優しい熱血漢で、目的のためならばZECTの意に反する行動にも出る強い信念を持つ。彼の意外なまでの精神的な強さは天道に影響を与える事もある。警視総監でもある父・陸とは確執があり、彼自身は“父の七光り”を嫌っている。
: 弟・亮がワームに襲われ行方不明になった事を契機にワームを憎み、全てのワームを倒す事を誓いZECTに入隊する。当初はカブトゼクターにカブトの変身資格を認められなかったが、共に戦う仲間を命を賭けて守ろうとした行為からザビーゼクターに認められ、ザビーの資格者兼シャドウリーダーとなるが、ワームと戦い自分達に敵意を持っている訳ではない天道(カブト)を倒す事にはどうしても納得がいかず、紆余曲折を経てザビー・シャドウリーダーの資格を自ら返上する。後に1度ワームの攻撃を受け絶命するが、陸の命令を受けた三島が与えたライダーベルトの力により蘇生し、ガタックの資格者となる。その後はガタックとして戦う一方、ZECTと“マスクドライダーシステム”の真実を探っており、エリアXの旧ZECT基地に潜入した際には、自身が生まれる以前よりガタックの資格者に選ばれていた事が明らかになる。
: 終盤では根岸の甘言を信じて彼と共闘する事を誓う。ZECTに反旗を翻すカブト=天道を1度は倒すが、トップの座を奪われた陸を救った際にネイティブ側の目論見・自身にそれを阻止する使命を与えられていた真実を知る事になった。最終話には天道と共に三島を倒し、ネイティブの計画を阻む事に成功した。1年後には警官として生活を送っていた。
:; 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
:: ZECTの一員だが、NEO ZECTとの戦いには消極的。恋人であるひよりには「新」と呼ばれる。
:; 『仮面ライダーカブト 超バトルDVD 誕生!ガタックハイパーフォーム!!』
:: 天道がハイパーゼクターを使用している事を羨む場面が見られた。またカブト=天道の戦い方を真似て失敗するという場面もあったが、『自分は自分』と言うことを思い出し、最後には一回限りでハイパーゼクターを使用出来た。
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; 矢車 想(やぐるま そう) / 仮面ライダーザビー / 仮面ライダーキックホッパー
: 演 / 声 - 徳山秀典、スーツアクター - 伊藤慎(ザビー)・大岩永徳(キックホッパー)
: マスクドライダーシステム第2号の仮面ライダーザビー最初の資格者・シャドウの初代リーダーであり、後にZECTがネイティブに内密で開発した仮面ライダーキックホッパーの資格者となった青年。27歳。一人称は「俺」。ZECT所属当時は「パーフェクト・ハーモニー(完全調和)」の信念のもとに行動する完璧主義者で、的確に部下を指示しチームプレーで対処する事から、部下達からの信頼は厚かった。この性格ゆえに調和を乱すスタンドプレーを非常に嫌い、シャドウをことごとく出し抜く天道に苛立ちを覚え、カブト抹殺に執拗にこだわる様になる。それを優先するあまり部下を見殺しにしてしまった事でザビーゼクターに見限られ、ザビーの資格を喪失。シャドウチームリーダーからも解任され、最終的には影山によりZECTから事実上追放される。
: その後しばらくの間は表舞台から姿を消すが、後に己を卑下し「完全調和」の精神を喪失する程にやさぐれた姿で再登場。行方不明の期間中にキックホッパーの資格者になっており、紆余曲折を経て孤立した影山にもう1つのホッパーゼクターを授け「」とし、行動を共にする様になる。以降どのグループにも属さず、自らを「闇の住人」と称し、影山と2人で気の赴くまま、ライダー達・ワームに戦いを挑む。ザビーゼクターが影山を見限った後に再び選ばれかけるが、過去の栄光に全く未練は無く、自ら睨んで拒絶した。
: やさぐれてからは「どうせ俺なんか…」・「お前はいいよなあ…」・「今、俺を笑ったな?」など、ネガティブな発言が目立つ様になるが、神代を一時的に「弟」に加えたり、人間に戻った時の間宮麗奈に手を差し伸べるなど、「闇」に堕ちた人間には寛容な姿を見せている。
: かつてはプライベートな趣味として料理を嗜み(腕前は豆腐対決で(ひよりの好みであったため)1度は天道に勝つ程)、時に部下に手料理を振舞う事もあったが、キックホッパー資格者となってからはほとんどインスタント食で済ませている(第39話では「兄貴塩」と「弟味噌」というカップ麺を、影山と2人でそれぞれ食べるシーンがあった)。
: 一度はZECTに協力してカッシスワームを攻撃したり、その後は自分を鎖で縛って自制しようとしたりと、本人なりに悩んでいた様であるが、最終的にはもう一度光を掴むべく、闇の中でも輝き続ける白夜の世界に行く事を決意。そこに影山も連れて行こうとしたが、最終話直前に首飾りの影響でネイティブと化そうとしていた影山の懇願を汲み、彼をライダーキックで打ち倒した後、一人何処かへと旅立っていった。
: 劇中で唯一「仮面ライダー」という言葉を使った人物である〔ドレイクの事を「仮面ライダードレイク」と言った。PS2版でもザビー(矢車)に対して「仮面ライダーザビー」と呼んでいる。〕。
:; 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
:: 知略に長ける狡猾な策士として、大和のもとでゼクトルーパー部隊を牽引する。自らの参加する作戦を「完全作戦(パーフェクト・ミッション)」と称する。
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; 影山 瞬(かげやま しゅん) / 仮面ライダーザビー/ 仮面ライダーパンチホッパー
: 演 / 声 - 内山眞人、スーツアクター - 伊藤慎(ザビー)・永瀬尚希(パンチホッパー)
: 仮面ライダーザビー3人目の資格者・シャドウのメンバー(後にリーダー、詳細は後述)を経て、後にZECTが内密で開発した仮面ライダーパンチホッパーの資格者となった青年。20歳。一人称は「俺」。生真面目な体育会系の青年で、当初は矢車を尊敬していた。しかし本質は主体性が希薄な、自分を周囲に認めさせる事や地位を失わないために汲々とするタイプで、そのためなら手段も選ばず、嫌いな相手にすら泣きすがる卑屈さを併せ持つ。
: ザビー資格者復帰を目指す矢車を「組織を乱す不協和音」として切り捨て、ザビーゼクターに選ばれシャドウ隊長に就任するが、これといった成功も無く任務失敗を重ね続け、更には天道にザビーゼクターを奪われてしまった事から、自らもZECTを追われる。その器の小さい性格は部下達からも嫌われていたらしく、シャドウからも追放され、完全に孤立してしまった影山は、その後ザビーの資格者に復帰したい一心で蓮華と共に天道の雑用を自ら志願したり、天道にザビーゼクターを返して貰う様に加賀美に頼み込むなど、恥も外聞もない行動の連続で、迷走を極めてゆく。
: 最終的にワームとまで手を組み、間宮の指示で立川を襲うも、彼の護衛を任されていたシャドウのゼクトルーパーらに阻止され、その際に顔に切り傷を負った挙句、結局ワームからも見捨てられ、どん底まで堕ちた所を矢車に助けられる。ホッパーゼクターを受け取ってパンチホッパーの資格者となった彼は、以後は矢車を「兄貴」と慕い、2人で気ままな行動をとり続ける。
: しかし彼自身は矢車曰く“燃えカスの様な”正義感・過去の栄光を求めており、誘いを受け再びザビーに復帰。しかしガタックと連携をとろうとせず、あっさりカッシスワームに惨敗した無様さから、遂にザビーの資格を完全に失ってしまい、再び矢車の元へと戻る。この事から、矢車には度々「光を求めるな」と叱責される。
: 最終話直前、根岸が進めていた人類全ネイティブ化計画のためのネックレスを複数装着していたため、その影響から早くもワームになりかけた事で絶望し、矢車に自身を倒す様に懇願。ライダーキックで倒される道を選ぶが、生死の明確な描写はされなかった。
: 矢車・影山の2人は、35話のサブタイトルから、「地獄兄弟」と呼ばれることがある〔。なお、公式作品である『オールライダー超スピンオフ』でも「地獄兄弟」と呼称されている。〕。
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; 風間 大介(かざま だいすけ) / 仮面ライダードレイク
: 演 / 声 - 加藤和樹、スーツアクター - 押川善文
: マスクドライダーシステム第3号である仮面ライダードレイクの資格者となった青年。22歳。一人称は「私」もしくは「俺」。少女・ゴンと常に行動を共にしている。「風間流」なる我流のメイク術を持つメイクアップアーティストで、いつも持ち歩いているギターケース内に、大量のメイク道具が入っている。本職であるメイクアップの腕前は非常に高く、「風間流奥義・アルティメット・メイクアップ」なる美技を駆使して、どんな女性でも美しく変身させ、加賀美に対しても披露している。多くの上客を持つ売れっ子だが話術までは手が回らず、肝心のキメ台詞の途中で言いよどんでしまうケースが多々あり、ゴンにキメ台詞をフォローしてもらうのが常である。バイクなどを支給されているが天道と同様にZECTには所属していない。
: クールな性格だが、飄々として掴みどころのない自由気ままな性格で、「女は花」を口癖とするフェミニスト。それゆえ自らを「花から花へと渡る風」と称し、世の全ての女性を守る事を信条にしている。逆に男性に対しては興味が無く、ライダーとして戦うのもドレイクゼクターの指示・ZECTからゴンを人質に取られて強制されたケースがほとんどである。相棒のゴンには叱咤されっぱなしで、「子連れじゃ格好がつかない」と表面的には疎むが、ゴンの窮地には戦いにも出向いたりと、彼なりに保護者としての自覚は持つ。一時期記憶を取り戻した代償で自身の事を忘れてしまったゴンと別れた際、明らかに生気が無くなり、本業でも鳴かず飛ばずとなってしまうが、後に自身に擬態したワームが現れた騒動で、記憶を取り戻した彼女に介抱され、その存在の大きさを身をもって知る事となった。
: カブトとの戦いで重傷を負いワームとしての記憶を失ったウカワーム=間宮麗奈に本気で恋に落ちるも、彼女は記憶を取り戻し、再びワームの本能に捕らわれた為に、最後には自らの手で倒し、彼女の死を看取った。
: ウカワーム戦後の戦闘参加は一度きりのみで、最終決戦にも不参加だったが、最終話にはゴンと共にla Salleに訪れた。
:; 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
:: ZECTの支配から解放され、自由を得るため、NEO ZECTに所属する。
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; 神代 剣(かみしろ つるぎ) / 仮面ライダーサソード
: 演 / 声 - 山本裕典、スーツアクター - 渡辺淳
: マスクドライダーシステム第4号である仮面ライダーサソードの資格者となった青年。20歳〔22話で誕生日を迎えている。〕。誕生日は6月25日〔21話より〕。一人称は「俺」もしくは「僕」。自らを「神に代わって剣を振るう男」と称する。己に対する自信に満ち溢れ、「俺は全ての分野において頂点に立つ男」・「〜においても頂点に立つ男だ」とも発言している。
: 英国の名門貴族・ディスカビル家の本家筋である神代家の当主として、執事のじいやと共に大邸宅に住み、ディスカビル家に代々伝わる聖剣ディスカリバーを所持している。じいやからは「ぼっちゃま」と呼ばれている。変身せずにロングソード1本でワーム(サナギ体)数体を倒す程の高い身体能力を秘め、数ヶ国の外国語を喋る程の教養もあるが、現代社会の常識とかけ離れた教育を受けて育ってきたからか、世間一般の事柄に極めて疎い。
: 1年前、目の前で姉・美香をスコルピオワームに殺害され、それを切っ掛けに自分だけで全てのワームを倒すと誓い、ワーム狩りを始める様になり、当初はそれを邪魔する者はライダーであろうとも排除する戦いを行った。また一時期はZECTにもワーム1体を倒すにつき120万円という報酬で雇われる形で所属していたが、ガタック出現に連座して三島に一方的に契約破棄をされてしまう。姉を殺害された記憶を蘇らせるトラウマから、薔薇を嫌悪する。
: 性格は「常に貴族らしく振舞う事」のみ教育された事で培われた絶対的な自信を持つが、本質的には素直でじいやを解雇した時以外は自身の非を素直に認めている。また下々の民への配慮には彼なりに気を遣い、高貴な振る舞い(noblesse oblige)を信念としており、志・行動が高貴であると認めた相手に対しては信頼・尊敬を示す。特に加賀美に対しては最初こそ見下していたものの彼も自分と同じくワームに家族を殺されたことを知ると「代わりに仇を取ってやる」と好意的な態度を見せ、さらにワームの攻撃から身を挺して庇われたことで感激し、この一件をきっかけに彼を「カ・ガーミン」と呼び親友として親愛の情を示す様になる。ただしさすがにワーム(ネイティブ)を倒す事には彼の頼みでも妥協しなかった。1度解雇するなどのアクシデントはあるが、じいやとは互いに親子愛の様な深い絆で結ばれており、自身の正体を知った際には、彼がその事実を知っていた事にもすぐに気付いた。
: 神代家は現在経済的に破綻した没落貴族だが、当初はその事実を知らず、「裸の王子様」とも呼べる有様だった。後に真相を知ると自ら神代家を立て直すためアルバイトに精を出し、社会経験が無いためミスを連発していたが、稼ぎは少ない事にもへこたれる事無く、努力し続ける。時にはお金の価値・大切さを学ぼうと空回りな珍行動に出る事もあったが、徐々に自分なりに人並みの幸せを理解していく事になる。岬に対して姉の面影を重ね合わせ恋心を抱く様になり、以来彼女を「ミサキーヌ」と呼び積極的にアプローチをかけては毎度失敗するが、最終的に姉の代わりではなく岬自身を愛する事を決意する。
: カッシスワームとの交戦により自らの正体を知ってしまう事となり、苦悩の末に自分を含めた全てのワームを消し去る事を決意。「ワームの世界でも頂点に立つ」という悲壮な意思を秘めて、カッシスワームをワームとしての能力を用いて服従させ、名実共にワーム軍団の支配者となった。人類への総攻撃のため散り散りになっていたワームをアジトに結集させる事でZECTにワームを根絶させ、自らも天道と事前に交わしていた密約の下、ハイパーカブトのマキシマムハイパータイフーンを受け、ワーム諸共倒される。最期はじいやに看取られながら、穏やかな顔で静かに息を引き取った〔公式サイトの記述では、剣の死のシーンにはカットがされたシーンがあると言及されている。〕。
:; スコルピオワーム
::
*身長:225cm
::
*体重:137kg
:: サソリの特性を持つワーム。
:: 1年前に神代姉弟を殺害し、その弟・剣に擬態しその記憶をコピーしたが、この時にワームとしての自覚が失われ、自身を剣と思い込む様になり、ワーム側もその事実を知らなかった。しかし闘争本能が極限まで高ぶると擬態が解けて一時的にワーム態へと変容し、ワームとしての本能のまま、敵味方関係なしに暴れる(この時の記憶は一切残らない)。
:: 武器は両腕の突起・伸縮自在の辮髪で、肉弾戦ではカブトと互角以上に戦う。辮髪の猛毒には洗脳能力もある様で、カッシスワーム クリペウス2体を屈服させている。これによって物語終盤には事実上ワームの頂点に立った。
::; その他の登場作品
:::; 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
:::: ショッカーの怪人軍団の一人として登場。
:
; 擬態天道 総司 / 仮面ライダーダークカブト
: 演 / 声 - 水嶋ヒロ、スーツアクター - 高岩成二渡辺淳
: マスクドライダーシステム第0号とも言える仮面ライダーダークカブトの資格者となった青年で、天道に擬態したネイティブ。一人称は「僕」。彼だけが持つ特殊能力により、「時空の狭間の世界」・現実世界を自由に行き来する事が可能。彼の存在はZECTの中でも一握りの人間しか知らない。
: 渋谷の「AREA X」と呼ばれる地点の最深部で鉄仮面を被らされ拘束されていたが、三島にハイパーゼクターの実験体にされた際、彼の声に導かれAREA Xの地下に訪れたひよりと出会った直後にハイパーゼクターが暴走し、ひよりと共に時空間の狭間へと飛ばされ、その中を2人で彷徨う。
: AREA Xに幽閉された事で恐怖・憎しみから理性を失ったが、時空の狭間でひよりと触れ合う内に善悪の区別は無いものの理性を取り戻す。彼女への好意と一部だが天道の記憶を受け継いでいたことから、ひよりの兄日下部総司として生きることを決意する。
: 一時は現実世界に戻り、ひよりが天道を拒絶している事を理由に天道本人を抹殺しようとするが、ひよりが天道の説得により現実世界へ戻った事により失敗に終わる。そして愛情が憎悪に変わり、現実世界を破壊するべく単身暗躍を開始する。後に幼少の頃にネイティブに拉致され、彼らの度重なる人体実験の結果ネイティブワームと化した元人間である事が判明する。人間ということは判明しているが真の素顔・名前は不明。
: グリラスワームへと変貌した三島の圧倒的な力の前に敗れ去り、人類ネイティブ化の装置に渋谷隕石と共に組み込まれた。その後グリラスワームの爆発と共に起こった装置の破壊で自由となるが、「この世界を頼んだよ」と最後の言葉を残し、黒幕・根岸もろとも火の海に飛び込んで姿を消した。
:; ゲーム『仮面ライダーカブト』
:: TVシリーズとは性格が大きく異なっており、TVシリーズは天道と正反対に明るく無邪気な性格だが、ゲームではダークカブトの名の通り邪悪な物となっている(一人称もTVシリーズは「僕」、ゲームでは「俺」)。
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; ハイパーカブト(仮面ライダーカブト ハイパーフォーム)
: 中盤に登場した謎の戦士。天道たちの行動を妨害するが如く現れ、瞬く間に姿を消す。その正体は未来を変えるためにハイパークロックアップで現代に現れた未来の天道で、現代の天道がハイパーゼクターを入手してからは登場しない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「仮面ライダーカブトの登場人物」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 List of Kamen Rider Kabuto characters 」があります。



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