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フレーム間予測(フレームかんよそく)とは、動画像の圧縮符号化において高い圧縮効率を得るために、異なる時刻のフレームに基づいて予測画像を生成し、入力画像と予測画像の差分(誤差)画像を符号化する方式である。現在の動画像圧縮技術の基礎となる技術の一つである。 一般に、フレーム間予測では、さらに圧縮効率を高めるために動き補償(うごきほしょう、)と呼ばれる技術が同時に用いられる。 ==概要== 動画像の性質として、前のフレームと現在のフレームは良く似ている。フレーム間予測とは、動画像のこの性質を利用して、前のフレームから現在のフレームを予測する技術である。フレーム間予測を用いた圧縮では、入力画像と予測画像の差分だけを符号化すれば良いので、非常に高い圧縮率を達成できる。なお、フレーム間予測では、時間的に前のフレーム(多くの場合1つ前のフレーム)から予測する方法(前方向予測)だけではなく、後のフレームから予測する方法(後方向予測)や前後のフレームから予測する方法(両方向予測)がある。 Iフレーム() :フレーム間予測を用いずに符号化されるフレーム。イントラフレームやキーフレームとも呼ばれる。 Pフレーム() :前方向予測のみを用いて符号化されるフレーム。 Bフレーム() :前方向予測、後方向予測、両方向予測のうちいずれかを選択して符号化されるフレーム。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フレーム間予測」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Motion compensation 」があります。 スポンサード リンク
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