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動脈管 : ウィキペディア日本語版
動脈管[どうみゃくかん]
動脈管(どうみゃくかん、)またはボタロー管()とは、胎児期において肺動脈大動脈とを繋ぐ血管であり、胎児循環において静脈管(ductus venosus、胎盤からの静脈血を大静脈に送り込む静脈) 、卵円孔とともに重要な役割を果たす。
== 動脈管の閉鎖 ==
胎児期の循環において、右心室から駆出された血液の大半は、肺動脈に入る手前の動脈管を介して大動脈弓から下行大動脈へと流入している(右左シャント)。これは胎児の肺血管抵抗が高く、一方で体血管抵抗が低いことによる。
出生直後呼吸し肺胞が膨張することで肺血管抵抗は急激に低下し、一方で体血管抵抗は上昇する。このため出生直後の動脈管は、一時的に大動脈から肺動脈へと左右シャントになる。更に動脈内酸素飽和度が上昇することで動脈管は収縮し、約12時間で機能的に閉鎖する。血管内皮の増殖による器質的な閉鎖は数日後に完了し、最終的には動脈管索という構造物のみ残される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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