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勝川春亭 : ウィキペディア日本語版
勝川春亭[かつかわ しゅんてい]

勝川 春亭(かつかわ しゅんてい、生年不詳 - 文政7年11月9日1824年12月28日〔勝川家に伝わる過去帳の記載より。没年については文政2年(1819年)(原比露志 『浮世絵志墓所志』)、またはその翌年の文政3年(関根只誠 『名人忌辰録』 1894年。井上和雄 『浮世絵師列伝』 1931年)ともいわれているが、これらの典拠は不明で文政3年以降に版行された作があることから、勝川家過去帳のほうが信憑性が高い。〕〉)とは、江戸時代後期の浮世絵師
== 来歴 ==
勝川春英の門人。勝川春扇と並んで春英門下の双璧とされる。姓は山口(または中川とも)、名は長十郎。勝川を称し、松高斎、汲壷、戯墨庵、耕煙山樵、宮山人と号す。江戸馬喰町、のちに神田和泉町に住む。寛政から文政の頃にかけて武者絵役者絵美人画名所絵など多くの錦絵を描いたが、それよりはるかに多くの量の読本、黄表紙草双紙合巻の挿絵も描いている。
春亭の錦絵で最も多いのは武者絵である。武者絵ではまだ珍しかった2枚続・3枚続の形式を活かした力作を残し、次代の歌川国芳の登場を準備した。他の代表作として烏亭焉馬の『花江都歌舞妓年代記』五編20冊の挿絵、洋画風の「深川新地之図」や「近江八景」といった風景画などがよく知られている。肉筆画もあるが数は少ない。春亭の美人画は他派の浮世絵師の影響が強く見られ、文化の頃になると初代歌川豊国の作風が窺え、時代が下って文政初めの作とされる「遊女立姿図」は猪首、短軀のプロポーションとなるなど、豊国晩年の画風に通じている。
春亭の墓所は、勝川家に伝わる過去帳には浅草菊谷橋(現在の元浅草四丁目)の日蓮宗本立寺と記されているが、本立寺は明治になって退転したと見られ現存しない。法名は春光理貞信士。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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