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勢至菩薩 : ウィキペディア日本語版
勢至菩薩[せいしぼさつ]

勢至菩薩(せいしぼさつ)、梵名マハースターマプラープタ (महास्थामप्राप्त )は、仏教における菩薩の一尊。「大勢至菩薩」、「大精進菩薩」、「得大勢菩薩」の別名がある。現在日本では年の守り本尊、十三仏一周忌本尊として知られている。三昧耶形は未敷蓮華(ハスの蕾)。種子(種子字)はサク(saH)。
== 概要 ==
阿弥陀三尊の右脇侍で、仏の智門を司り、衆生菩提心を起こさせる。智慧の光を持って一切を照らし衆生が地獄餓鬼界へ落ちないように救う菩薩大勢至といわれる所以は多くの威勢自在なるものを「大勢」、大悲自在を成し遂げる(果)に「至」るから採られていると思われる。
観無量寿経』の中には「知恵を持って遍く一切を照らし、三途を離れしめて、無上の力を得せしむ故、大勢至と名ずく」とあり、火途・血途・刀途の三途、迷いと戦いの世界の苦しみから知恵を持って救い、その亡者を仏道に引き入れ、正しい行いをさせる菩薩とされる〔高野山真言宗|厄除秘鍵大師 末代山 妙楽寺|見た目も心も本当に優しい 勢至菩薩 〕。
薬師如来本願功徳経では、八大菩薩〔文殊師利菩薩・観世音菩薩・得大勢至菩薩・無盡意菩薩・宝檀華菩薩・薬王菩薩・薬上菩薩・弥勒菩薩〕の一尊である。
四国八十八箇所霊場十三仏では第53番札所の須賀山圓明寺朱印がもらえる。京都十三仏霊場では第9番札所の大内山仁和寺

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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