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勢至菩薩[せいしぼさつ]
勢至菩薩(せいしぼさつ)、梵名マハースターマプラープタ (महास्थामप्राप्त )は、仏教における菩薩の一尊。「大勢至菩薩」、「大精進菩薩」、「得大勢菩薩」の別名がある。現在日本では午年の守り本尊、十三仏の一周忌本尊として知られている。三昧耶形は未敷蓮華(ハスの蕾)。種子(種子字)はサク(saH)。 == 概要 == 阿弥陀三尊の右脇侍で、仏の智門を司り、衆生の菩提心を起こさせる。智慧の光を持って一切を照らし衆生が地獄・餓鬼界へ落ちないように救う菩薩。大勢至といわれる所以は多くの威勢自在なるものを「大勢」、大悲自在を成し遂げる(果)に「至」るから採られていると思われる。 『観無量寿経』の中には「知恵を持って遍く一切を照らし、三途を離れしめて、無上の力を得せしむ故、大勢至と名ずく」とあり、火途・血途・刀途の三途、迷いと戦いの世界の苦しみから知恵を持って救い、その亡者を仏道に引き入れ、正しい行いをさせる菩薩とされる〔高野山真言宗|厄除秘鍵大師 末代山 妙楽寺|見た目も心も本当に優しい 勢至菩薩 〕。 薬師如来本願功徳経では、八大菩薩〔文殊師利菩薩・観世音菩薩・得大勢至菩薩・無盡意菩薩・宝檀華菩薩・薬王菩薩・薬上菩薩・弥勒菩薩〕の一尊である。 四国八十八箇所霊場十三仏では第53番札所の須賀山圓明寺で朱印がもらえる。京都十三仏霊場では第9番札所の大内山仁和寺。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「勢至菩薩」の詳細全文を読む
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