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勿吉[もつきつ] 勿吉(もつきつ、拼音:Wùjí)は、中国の南北朝時代に、高句麗の北から満州地域に住んでいた狩猟民族で、現在の松花江から長白山一帯に居住していたと思われる。粛慎,挹婁の末裔で、唐代における靺鞨の前身である。
==名称== 漢字表記名「勿吉」は、ある名称の音写と考えられるが、その原音が何であったかはわからない。しかし、いくつかの説がある。 フランスのシャヴァンヌ(Ed. Chavannes)はテオフィラクト・シモカッタの記録にある「Mukri(ムクリ)」を「勿吉(Muki)」に比定し、テオフィラクトの記録にある「MukriはTaugas(拓跋王朝)に隣接する極めて勇武の民族」という記述を、『北史』勿吉伝にある「勿吉国は高句麗の北にあり、東夷において最強である」という記述と結び付けた〔内田吟風『北アジア史研究 鮮卑柔然突厥篇』(同朋舎出版、1975年)〕。また、中国の高凱軍は「挹婁,勿吉,靺鞨は扶余人や高句麗人の粛慎に対する呼び名であり、彼等の自称ではない」としている〔高凱軍『通古斯族系的興起』(中華書局 2006年)〕。
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