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勿来関[なこそのせき] 勿来関(なこそのせき)は、古代から歌枕となっている関の1つ。江戸時代の終わり頃からは「奥州三関」の1つに数えられている〔『磐城史料』〕。所在地が諸説ある上、その存在自体を疑う説〔律令体制を補完する格(きゃく)や律(りつ)そのものにも、『六国史』にも、規定も名称も見えないことから、存在を疑う余地もある。〕もある。 以下、福島県の観光地「勿来の関」と区別するため、および、漢字表記にゆれがあるため、本論の関を「なこその関」と記す。 == 「なこそ」 ==
=== 語意 === 「なこそ」とは、古語における「禁止」の意味の両面接辞『な~そ』に、『来(く)』(カ行変格活用)の未然形「来(こ)」が挟まれた「な来そ」に由来する〔「な越そ」が由来とする文書も見られるが、「越ゆ」は下二段活用であるため「な越えそ」となるのが古語の文法上は正しい。そのため、「な越そ」は文法にとらわれない当て字と考えられる。〕。現代語では「来るな」という意味。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「勿来関」の詳細全文を読む
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