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匁(もんめ)(記号:mom)は、日本の尺貫法における質量の単位である。1891年(明治24年)の度量衡法により、正確に3.75グラムと規定された。現行の計量法でもこの換算値が維持されている〔計量単位令別表第6 項番4〕が、単位名称「もんめ」が「真珠の質量の計量」にのみ限定して使用することができ、それ以外の使用は禁止されている。 古くは銭(せん)と呼ばれ、中国語圏では現在も銭( チエン)と呼ぶ。また、いくつかの国ではまた別の呼び名をする。それらの単位についてもあわせて解説する。 10匁・10銭は両(りょう)に、160匁・160銭(例外あり)は斤(きん)に、1000匁は貫(かん)に等しい。 == 名称 == === 銭と匁 === 中国と韓国での単位名は「銭」であり、日本でも古くは銭と呼んでいたが、1484年の大内家壁書に「匁」の名が現れた〔花野韶「貨幣から見た匁の変遷 」2008年〕。1871年の新貨条例により公式に「匁」の名が現れ、1891年の度量衡法でも「匁」となった。 読み「もんめ」は、一文銭の質量であることから「文目」(もんめ)と呼んだことに由来する。「目」は、「秤の目」の意味から転じた、質量を意味する接尾辞で、「目方」と同じ意味である。 漢字「匁」は本来「銭」の異体字として中国で使用されていた字で日本の国字ではないが、字書類に載っていない上に日本で「もんめ」の漢字として本来の銭を圧倒して使われたために、しばしば国字の例としてあげられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「匁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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