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化学反応式(かがくはんのうしき、)とは、物質の化学変化、すなわち化学反応を表現する為の図表である。通常、化学反応式中で物質は化学式を用いて表され、物質の間での化学量論的な関係を表したり、反応機構や化学反応前後での物質の構造変化を表現したりする。 == 化学反応式の構成 == 化学反応式が量的関係を表す場合と、反応機構や構造変化を表す場合とでは表現方法の規約が若干異なるが、反応前の物質と反応後の物質とを左右に書き分ける点は共通である。反応前と反応後とを区切る為に、通常は矢印が使用される。 化学反応式では反応前の物質を反応物 (reactant)、反応後の物質を生成物 (product) と呼び表す。原則として反応物を左側に、生成物は右側に書く。また反応物や生成物が複数ある場合には + で繋ぐ。これらのことから、化学反応式の左辺を原系または反応系、右辺を生成系と呼ぶことがある。 例えば塩化水素(HCl)と水酸化ナトリウム(NaOH)とを中和して塩化ナトリウム(NaCl)と水(H2O)が生成する反応では、化学反応式は : と書き表される。 また不可逆反応のとき、矢印はで表され、可逆反応のとき、上側に右向き、下側に左向きの矢印をそれぞれ書く。また、反応によって気体が発生する場合、その気体の化学式の右側に↑を書いたり、また析出(沈殿)する物質の化学式の右側には↓を書いたりすることもある。化学反応式と関連するものに熱化学方程式やイオン反応式、半反応式などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「化学反応式」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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