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化学式(かがくしき、)とは、化学物質を元素の構成で表現する表記法である。分子からなる物質を表す化学式を分子式(ぶんししき、)、イオン物質を表す化学式をイオン式(イオンしき、)と呼ぶことがある。化学式と呼ぶべき場面においても、分子式と言い回される場合は多い。 化学式が利用される場面としては、物質の属性情報としてそれに関連付けて利用される場合と、化学反応式の一部として物質を表すために利用される場合とがある。 == 種類 == 化学式は大きく分けて物質の元素組成を示す組成式と、分子構造を表示する構造式とに分類される。前者はもっぱら化学量論に基づく化学方程式の中などで使われて量的関係を示すことが多く、後者は分子構造を図示したり、反応機構を説明する化学反応式などで反応に特有な構造やそれに関連した性質を示す場合に利用することが多い。 組成式と構造式とは必ずしも合致しない。たとえばリン酸の無水物である五酸化二リン(右図)は、組成式的には P2O5 であるが、構造式からは分子の最小単位がP4O10であることがわかる。 特に有機化合物は異性体が多いために、構造式や示性式(後述)で物質を識別する機会が多く、無機化合物では組成式で十分物質の識別が可能であることが多い。 以下に主な化学式の種類を示す。 * 組成式 * 分子式 * 示性式 * 構造式 * 電子式 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「化学式」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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