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クラブ活動[くらぶかつどう]


クラブ活動(クラブかつどう、club activity)もしくは、部活動(ぶかつどう、extracurricular activity)、サークル活動(サークルかつどう)は、いずれも共通の趣味・興味を持つ仲間が集まった団体の活動のこと。日本では学習指導要領において特別活動に包有されることから、主に学校などにおいて行われるものを思い浮かべる向きも多いが、卒業後の受け皿として 企業内や市民サークルとしての活動もまた多く存在する。
== 各活動の違い ==
部活動、クラブ活動、サークル活動は、いずれもよく似たものであり、しばしば同一視されるが、厳密には次のような若干違う点も見られるといわれている。また、その活動は、大まかに「運動系(体育系)」と「文化系」に区分されることが多い。
; 部活動
: 部活動は、目的とする事業の計画を策定し、その事業は何らかの意味で学校などに対して公益的な活動であり、学校や生徒会学生自治会などの組織の一部門という性質もある。小学校中学校高等学校大学短期大学高等専門学校専修学校で一般的に使われる呼称であり、部活(ぶかつ)と略される。部活動は、学校において同好会愛好会などというように団体を種別ごとに区分する制度と関連し、狭義には、部という団体種の活動を指して部活動という。この場合、新規創設時は愛好会・同好会として活動し、ある程度の活動実績が評価されて部に昇格するシステムを採る学校もある。この場合、部に昇格することで、例えば、部の運営費用が生徒会から予算として認められるようになる。
: 一方、広義には部のような活動を行う団体全ての活動を指し、各学校などによってその範囲が定められているのが通例である。なお、運動系の部を運動部(あるいは体育部)、文化系の部を文化部という。
: 2007年度の栃木県の中学校および高校における入部率は90.8%で、運動部が73.6%、文化部が17.2%となっている。統計では文化部の入部率が年々上昇しており、昔と比べて男子生徒の選択肢が広がったことが増加に繋がったとされる〔東京新聞-中高生とも入部率増加 部活動 07年度県教委調査 〕。
: 2013年現在の情報として、長野県では運動部の加入率自体が全国平均より7.7%低いという。逆に、大部分の学校において、年間を通して朝練習が行われている状況は、全国比で同県が突出しているという〔賛否渦巻く部活の「朝練」-「廃止」に踏み出した長野の決断 中学生の燃え尽き症候群など懸念+(2-2ページ) - MSN産経ニュース、2013.11.14〕。部の練習時間を確保するため早朝から登校して行われる練習(いわゆる”朝練”)が行われ、一部生徒は学課授業を睡眠に充てるなどして部活動の練習、競技、演目を消化する〔前園真聖(元プロサッカー選手)鹿児島実業高校卒サッカー部所属。しくじり先生 俺みたいになるな 3時間SP テレビ朝日 2015年 ゲスト出演〕。
学校などの教育現場において顧問の教諭などは部活動手当が発生するが、生徒である部員は基本、活動において金銭報酬は発生せず法的にも契約も強制力が生じない為、入退部や複数の部の掛け持ちなど、生徒の自由意思で決定出来るという前提であり。入退部を強要、部活動から排除及び、部員を物理的・精神的に拘束する権限は顧問に無い。
; クラブ活動
: クラブ活動は、基本的に同好の者が集まり、指導者による指導を受けつつ自発的に行われる互助的・学習的な活動である。学習指導要領上の用語でもあり、広義には部活動の概念を包括することもあるが、学校などに対して公益性が要求されず、また、自発的な学習や互助が目的の中心とされるなど、部活動と異なる点もある。
; サークル活動
: サークル活動は、ある一定の活動を通して人間同士の繋がりや交流を深めようとする活動である。日本においては、主に大学で発達し、飲み会文化などを初めとするコミュニケーション重視の考え方も尊重されている。クラブ活動と同一と考えられることも多いが、両者の間には、活動分野を重視するか人間関係を重視するかという違いがあるといわれている。
部活動、クラブ活動、サークル活動についての考え方の細部については、各個人や学校などによって様々なものがあり、活動の類型は、各学校などによって異なっている。中でも、中学校・高等学校においては部活動とクラブ活動が同一視して扱われ、また大学・短期大学においてはサークル活動が部活動を含めた総称として用いられることが多く、団体を1つか2つの種別に区分しているところが多い。一方、クラブ活動とサークル活動は組織形態に類似性が強いものの、併用されることは少ない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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