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化粧坂(けわいざか)は鎌倉七口のひとつ。「仮粧坂」と書くこともある。現在の鎌倉市扇ガ谷から源氏山公園を結ぶ。主に武蔵国の国府(現在の府中市・国分寺市)から上野国へ向かう道(上道)の出口と考えられているが、鎌倉時代初期には武蔵国の東の方へ向かう中道、下道もまたここを通った可能性もある。 == 名の由来 == 名の由来として以下のような説が伝えられているが、ほとんどは後世の創造の産物と思われる。 * 平家の大将の首を化粧し首実験したから * この辺に遊女がいたからという説 * 険しい坂が変じたという説、 * 坂の上で商取引が盛んで「気和飛坂」 * 木が多いので「木生え坂」など 「化粧」を「ケショウ」と読むとそれは現在の意味の通りに「白粉でお化粧」の意味であるが、古くは「ケワイ」とも読み、その場合は「身だしなみを整える」と言う意味に使われる。 その意味からは「都市」=「ハレの場」に入る境で「身だしなみを整える」と言う意味で「ケワイ(化粧)坂」、つまりは「鎌倉中」への境界である坂との意味と考えるのが自然であると言う説がある。(「中世都市鎌倉の実像と境界」p178 五味文彦) 鎌倉以外にも「化粧坂」という地名は各地にみられ、多くは中世の国府や守護所などの近葉に見られる。その伝承の中にも境界で「身だしなみを整える」と解釈出来るものがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「化粧坂」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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