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北アナトリア断層[きたあなとりあだんそう]
北アナトリア断層(きたアナトリアだんそう, トルコ語:)とは、約1,000kmにわたってトルコ北部を東西に貫く断層帯である。右横ずれ断層であり、世界的に見ても特に活動が活発な活断層の1つ。 == 概要 == プレートテクトニクス理論の考え方および、GPSのデータを基にした観測では、ヨーロッパから東アジアまでを覆う巨大なユーラシアプレートと、アナトリア半島(小アジア)を覆う小さなアナトリアプレートの境界にある断層である。両プレートのずれを大きく反映しており、断層の北側は東に、南側は西に動き続けている。位置づけとしてはサンアンドレアス断層と同じトランスフォーム断層に分類される。 北アナトリア断層はイスタンブルの南約20kmとかなり近い位置にある。またイズミットやエルズィンジャンでは街の真下に断層があると考えられており、防災上重要な断層である。この断層では過去に多数の大地震が起こったが、約1,000kmと非常に長い断層は一度に動くことはなく、数年に一度少しずつ動いて多数の大地震を発生させている。 北アナトリア断層は、エルズィンジャン付近で北西アナトリア断層と接する。また、アルメニアとトルコの国境付近で東アナトリア断層と接する。トルコ中部のチョルム県付近ではAlaca断層と接し、北西部のサカリヤ県付近ではGeyve断層と接する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北アナトリア断層」の詳細全文を読む
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