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千葉県営鉄道[ちばけんえいてつどう]
千葉県営鉄道(ちばけんえいてつどう)とは、千葉県がかつて運営した鉄道、および建設を予定していた鉄道である。 運営されていた路線についてはいずれも太平洋戦争前に建設され運営されていた。一時は千葉県各所に路線があり運営されていたが、その後いずれも他の鉄道事業者に引き継がれた。 また、戦後に千葉ニュータウンの開発に伴って新線が計画されたが、千葉県単独による建設を断念した後に計画そのものが消滅した。 == かつて運営されていた路線 == 有吉忠一第11代千葉県知事は、県下の道路事情の悪さおよび他県に比べて鉄道の敷設が著しく遅れていることから、地域開発のために県内各所を連絡する必要があるとして建設を推進した。千葉県には道路修繕に適した砂利が産せず県外の割高な砂利を購入しなければならなかった。このため建築費の安い軌道・軽便鉄道に注力することになった〔2間幅の道路1マイルあたり33,592円の砂利購入費がかかるのに対し県営鉄道の1マイル当たりの建設費は野田線23,638円、多胡線12,663円、久留里線20,444円、大原大多喜人車軌道8,176円 (佐藤信之「明治末期の地方道路行政と県営鉄道」『鉄道史学』No.8、63、69頁)〕。資金は国から借り県債を起こし、また建設には陸軍鉄道連隊を使い費用を抑えた〔『ちばの鉄道一世紀』 p120 白土貞夫(崙書房出版、1996年) ISBN 4-8455-1027-8〕。有吉は後に宮崎県知事となり、宮崎県営鉄道妻線・飫肥線(ともに後に国有化)を建設する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「千葉県営鉄道」の詳細全文を読む
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