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北原武夫 : ウィキペディア日本語版
北原武夫[きたはら たけお]
北原 武夫(きたはら たけお、1907年2月28日 - 1973年9月29日)は神奈川県出身の小説家
神奈川県小田原市の医家に生まれる。神奈川県立小田原中学校(現:神奈川県立小田原高等学校)を経て、家業を継ぐべく新潟高等学校 (旧制)理科に入学するが父に反抗して中退し、慶應義塾大学予科に入学。慶應義塾大学文学部仏文科に進むが国文科に転じ、1932年卒業都新聞社に入社。横浜支局に勤務。1934年、都新聞社本社に転勤。この間、1933年宇野千代と知り合う。1936年、宇野千代と共に日本最初のファッション雑誌『スタイル』を創刊。1938年、『妻』を発表して芥川賞候補となり文壇にデビュー。1939年吉屋信子および藤田嗣治の媒酌により宇野千代と結婚1964年離婚。通俗的な心理小説で人気を博した。門人に佐藤愛子川上宗薫がいる。
==著書==

*妻 春陽堂 1939
*粧へる街 三和書房 1939
*文学と倫理 中央公論社 1940
*門 甲鳥書林 1941
*桜ホテル スタイル社出版部 1941 のち新潮文庫 
*創造する意志 中央公論社 1942
*ジヤワ従軍記 雨期来る 文体社 1943
*文学の宿命 実業之日本社 1947
*聖家族 中央公論社 1948
*青春の季節 文体社 1948
*炎断ち難し 酣灯社 1948
*天使 スタイル社出版部 1949
*燃える思春期 鱒書房 1956 (コバルト新書)
*魔に憑かれて 宝文館 1957
*愛は抵抗する 東方社 1957
*告白的女性論 講談社 1958 のち旺文社文庫 
*午後7時の慾望 清和書院 1958
*文学と映画と女性と 光書房 1959
*火の祈り 講談社 1959
*体当り女性論 正続 中央公論社 1959―60
*マリヤ 講談社 1959
*おんな十二カ月 講談社 1961
*告白的男性論 男の裏側を語る 講談社 1961 のち旺文社文庫、レグルス文庫  
*真昼の天使 講談社 1961
*誘惑者の手記 講談社 1963
*愛の檻 河出書房新社 1964
*薔薇色の門 講談社 1964 (ロマン・ブックス)
*わが悪女物語 サンケイ新聞出版局 1964
*処女無価値論 桃源社 1965 (ポピュラー・ブックス)
*魔唇 日本文華社 1965 (文華新書)
*危険な日記 講談社 1965
*残酷な男 実業之日本社 1966 (ホリデー新書)
*愛のもだえ 日本文華社 1966 (文華新書)
*北原武夫現代シリーズ 全5 講談社 1966
*体験的女性論 誘惑的な女の愛と性の秘奥 日本文華社 1967 (文華新書)
*ミモザ夫人 講談社 1967
*魔女の誘惑 わが告白的女性遍歴 日本文華社 1967 (文華新書)
*恍惚への誘い 青春出版社 1967 (プレイブックス)
*女・色見本帖 講談社 1967
*プレイ・ボーイ日記 講談社 1967
*砂に濡れた女 講談社 1967 (ロマン・ブックス)
*悪女 講談社 1967 (ロマン・ブックス)
*禁断の肌 光文社 1967 (カッパ・ノベルス)
*情熱の階段 日本文華社 1968 (文華新書)
*色事師 講談社 1968
*カンバスの中の女 講談社 1968 (ロマン・ブックス)
*女ごころ 講談社 1968 (ロマン・ブックス)
*幻の美女 講談社 1968
*悦楽の禁書 わが秘密を告白する ベストセラーズ 1968
*悪女たちの饗宴 女の誘惑シリーズ 光文社 1969 (カッパ・ノベルス)
*魔女日記 講談社 1969
*憂愁夫人 講談社 1969
*紫陽花の女 講談社 1969
*向日葵の女 講談社 1969
*花川戸助六 講談社 1970
*紋之丞色ざんげ ある歌舞伎役者の性的遍歴 講談社 1970
*ドンファン日誌 講談社 1970
*霧雨 講談社 1971
*黒水仙の夫人 講談社 1971
*パリは今日も雨降る 講談社 1972
*文学論集 正続 冬樹社 1972―73
*情人 講談社 1972 のち文芸文庫 
*美しい獣 講談社 1973 (ロマン・ブックス)
*ティヴォリの情炎 講談社 1973 (ロマン・ブックス)
*北原武夫文学全集 全5巻 講談社 1974―75


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「北原武夫」の詳細全文を読む



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