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『北史』(ほくし)は、中国の北朝について書かれた歴史書。李大師により編纂が開始され、その子の李延寿によって完成された。二十四史の一つ。 全100巻で、本紀12巻、列伝88巻の構成となっている。 南北朝時代(439年 - 589年)の北朝にあたる王朝、北魏・西魏・東魏・北斉・北周・隋の歴史を記している。詔令や上奏文の多くを削って叙事に重きを置き、記述の総量は断代史である『魏書』・『北斉書』・『周書』・『隋書』を合わせた分量の半分ほどであるが、断代史の4書に見られない記述も少なくない。特に『魏書』の記さなかった西魏の人物についての増補部分が大きい。 ==内容== ===本紀=== #魏本紀第一 - 太祖道武帝・太宗明元帝 #魏本紀第二 - 世祖太武帝・恭宗景穆帝・高宗文成帝・顕祖献文帝 #魏本紀第三 - 高祖孝文帝 #魏本紀第四 - 世宗宣武帝・肅宗孝明帝 #魏本紀第五 - 敬宗孝荘帝・節閔帝・廃帝・孝武帝・西魏文帝・西魏廃帝・西魏恭帝・東魏孝静帝 #斉本紀上第六 - 高祖神武帝・世宗文襄帝 #斉本紀中第七 - 顕祖文宣帝・廃帝・孝昭帝 #斉本紀下第八 - 世祖武成帝・後主・幼主 #周本紀上第九 - 太祖文帝・孝閔帝・世宗明帝 #周本紀下第十 - 高祖武帝・宣帝・静帝 #隋本紀上第十一 - 高祖文帝 #隋本紀下第十二 - 煬帝・恭帝 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北史」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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