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北大西洋海産哺乳動物委員会 : ウィキペディア日本語版 | 北大西洋海産哺乳動物委員会[きたたいせいよう かいさんほにゅうどうぶつ いいんかい] 北大西洋海産哺乳動物委員会(きたたいせいよう・かいさんほにゅうどうぶつ・いいんかい、''North Atlantic Marine Mammal Commission''、NAMMCO)は、クジラを主とする海洋資源の管理を行うための国際機関である〔岩崎2009,p.61〕〔NAMMCO Agreement〕。アイスランド、ノルウェー、グリーンランド自治政府、フェロー自治政府の4カ国によって1992年7月9日に設立された機関で〔岩崎2009,p.73〕、海洋法に基づく海洋生物資源の保全と利用を目指すことを掲げている〔岩崎2009,p.74〕。 == 概要 == 1970年代より高まった反捕鯨運動は1982年、国際捕鯨委員会(IWC)による商業捕鯨一時停止の決定(商業捕鯨モラトリアム)を勝ち取る事によってその成果を挙げた〔岩崎2009,p.59〕。しかしそれ以降も捕鯨国家に対する批判は消えること無く続き、IWCメンバーは捕鯨支持勢力と反捕鯨支持勢力に二極化し、本来の目的である資源管理機関としての機能が麻痺する事態に陥った〔岩崎2009,p.60〕。このため、北大西洋諸国は1986年ごろより日本やソビエト連邦などとともにIWCの正常化運用に向けた努力を続ける一方で、新しい管理委員会設立を模索しはじめ、1992年、それまで唯一のクジラ資源管理機関であったIWCに続く、第二のクジラ資源管理機関〔であるNAMMCOが発足した。
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