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北大西洋航路[きたたいせいようこうろ]
北大西洋航路(North Atlantic Tracks, NAT)とは北米大陸北東部とヨーロッパ西部とを結ぶ大西洋上の航空経路のこと。洋上ではほぼ無線基地局のない空白地帯が続くため、正確な航空機の位置を把握しづらい。欧米間のように頻繁に航空機が行き交うような地域では、予め航路を決めておき、航空機同士が接近しすぎないように配慮されている。北大西洋上では高度からの間を飛行する航空機に対して航路が設定されている。NATへの進入と通行は洋上航路管制官が管理する。指定される航路は向かい風を極力避け、追い風を最大限にできるよう日毎に変更される。このためNAT上を飛行する航空機は燃費を最大限にしつつ、最短時間で目的地へ到達できる。 ==経路の設定== 実際の航路の設定には様々な要因が絡むが、特に重要なのはジェット気流で、NATを西行する便は向かい風、反対に東行きは追い風を受ける。このため一般に西行きのほうが東行きの便より所要時間が短くなる傾向にある。経路の選定はシャンウィック海上管制(EGGX)とギャンダー海上管制(CZQX)の二局が、周辺の管制局や航空会社との調整の上行う。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北大西洋航路」の詳細全文を読む
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