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北大阪急行電鉄8000形電車(きたおおさかきゅうこうでんてつ8000がたでんしゃ)は、北大阪急行電鉄の通勤形電車である。北極星を意味するポールスター(''POLESTAR'')の愛称がある。 == 概要 == 北大阪急行電鉄南北線と、相互乗り入れ先の大阪市交通局(大阪市営地下鉄)御堂筋線で運用される。 主回路制御装置には東芝製のGTOサイリスタ素子使用のVVVFインバータ制御を採用した。回生ブレーキを装備するが、回生失効速度が高いのが特徴である。 主電動機は三相誘導電動機のSEA-312(定格出力140kW)を搭載し、1台の主制御器でこの電動機を4基制御する、1C4M(1 Controller 4 Motors)方式となっている。 また、当時の車両としては珍しく運転台の速度計や電圧計、電流計などがデジタル表示とされた。 台車は住友金属工業製のSUミンデン式ボルスタレス台車を装着する。 1986年(昭和61年)から車両冷房化と開業当初からの2000形置き換えのために製造された。同年に製造された編成は8両編成だったが、1987年(昭和62年)に8100形を新造・組み込みし9両編成化され、同年以降製造の編成も最初から9両編成で落成した。なお、1989年(平成元年)に製造された8005Fから、行先表示幕に英文が入り、後に8004F以前の編成についても交換された。 その後、1993年(平成5年)4月までに9両編成7本(63両、車両番号・編成は千里中央側から8000形、8100形、8200形の順で8900形まで〔営団地下鉄の60008000系の付番に似ているが、これらはx100形、x200形…x000形と付番されている。〕。8500形はなし)が揃って2000形の置き換えを完了した。同年10月より自社線内でカセットテープによる車内自動放送(その後ICレコーダーに交換)が実施されることになり、再生装置が設置された(事前に準備工事は行っていた)。車内自動放送の日本語音声は秀平真由美(1999年3月31日までは津田英治)が担当している。 そして、1995年(平成7年)から1996年(平成8年)にかけて、相互乗り入れ先である御堂筋線の10両化に伴い、8600形7両が新規製造され、従来の8600形は8500形に改番された。 2014年より9000形運用の本格化に伴う廃車が開始され、同年に8002Fが、翌2015年に8004Fが廃車になっている。よって2015年(平成27年)9月現在、10両編成5本(50両)が在籍している。 1987年(昭和62年)に鉄道友の会ローレル賞を受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北大阪急行電鉄8000形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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