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北岡神社[きたおかじんじゃ]
北岡神社(きたおかじんじゃ)は、熊本県熊本市西区に鎮座する神社である。祇園宮(ぎおんぐう)とも称され、熊本市域において、藤崎八旛宮と並ぶ由緒を持つ古社である。旧社格は県社〔鈴木喬 『熊本の神社と寺院』 熊本日日新聞社、1980年、22-23頁〕。 == 由緒 == 社伝によれば、934年(承平4年)、藤原保昌が肥後国司として下向のおり、鎮護のため京都の祇園社(八坂神社)の分霊を湯ノ原(現熊本市西区二本木)に勧請したのが創祀であるという。はじめ祇園宮と称した〔。 979年(天元2年)には、花岡山へ遷宮した〔熊本日日新聞編纂・発行『熊本県大百科事典』、1982年、194頁〕。 佐々成政領国の頃に衰退し、加藤清正により復旧。のちの細川家代々の藩主より厚い崇敬を受けた。1647年(正保4年)、現在の北岡の社地に遷座した〔日本歴史地名大系44『熊本県の地名』平凡社、1985年、525頁〕。 1868年(明治元年)、北岡宮と改め、さらに1872年(明治4年)に北岡神社と改称した。1873年(明治5年)、県社に列した。また、1877年(明治10年)の西南戦争の際には、薩摩軍の本営が一時境内に置かれた〔角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、377-378頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北岡神社」の詳細全文を読む
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