翻訳と辞書
Words near each other
・ 北斗の拳2
・ 北斗の拳2 世紀末救世主伝説
・ 北斗の拳2 乱世覇王伝 天覇の章
・ 北斗の拳2 天覇の章 乱世覇王伝
・ 北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝
・ 北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ
・ 北斗の拳5 天魔流星伝 哀★絶章
・ 北斗の拳6 激闘伝承拳 覇王への道
・ 北斗の拳7 聖拳列伝 伝承者への道
・ 北斗の拳SE
北斗の拳の技一覧
・ 北斗の拳の登場人物一覧
・ 北斗の拳イチゴ味
・ 北斗の拳レイ外伝-蒼黒の餓狼-
・ 北斗ひかる
・ 北斗・七飯線
・ 北斗七星
・ 北斗中央インターチェンジ
・ 北斗中学校
・ 北斗中正暦


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

北斗の拳の技一覧 : ウィキペディア日本語版
北斗の拳の技一覧[ほくとのけんのわざいちらん]

北斗の拳の技一覧(ほくとのけんのわざいちらん)では、漫画・テレビアニメ・映画(アニメ及び実写)・OVA『北斗の拳』に登場する架空の拳法・闘技、技、経絡秘孔・経絡破孔について解説する。
== 拳法・闘技 ==
注: ここでは、漫画原作とアニメに登場した拳法と闘技を説明する。
;北斗神拳
:千八百年(アニメ版では途中から二千年)の歴史を持つ一子相伝の暗殺拳。経絡秘孔を突き、体の内部からの破壊で敵を倒す。
:ラオウトキケンシロウの北斗3兄弟により、北斗神拳は最強の時代を迎えるが、師父リュウケンは新伝承者にケンシロウを指名した。
;南斗聖拳
:陰陽の考え方に基づき、陰の北斗神拳と対をなすとされる拳法。外部から突き入れてすべてを破壊する拳法と定義され、手刀等での突き刺しや斬撃が主な技であるが、武器を使用する流派もある。
:南斗聖拳は一子相伝をもって秘匿され続けた北斗神拳とは異なり表の世界にも広く普及し、その結果主なもので一〇八派に分派している。このうち有力流派は鳥に因んだ名を持つ。
:南斗六聖拳は一〇八派の中でもトップに位置する六つの流派で、南斗一〇八派を統べる。六聖拳は、かつて皇帝の居城を守る六つの門の衛将とも言われている。
;南斗孤鷲拳
:伝承者はシン。南斗六聖拳のひとつ。連載当初に定義された南斗聖拳の手技・足技からの突き刺し系の攻撃が主体の拳法。ただし作中(原作、アニメ)にこの流派名が見示されることはなく「南斗聖拳シン」で呼称された。
:「孤鷲拳」の初出は、週刊少年ジャンプ特別編集の『北斗の拳 SPECIAL』(原作の漫画が連載されてから3年が経過し、天帝編を連載中だった1986年9月に刊行)に掲載された「拳聖烈伝」の目次から。また、同解説書のコラムには、「南斗聖拳のシンは、一〇八派すべての拳法が使えるのか?」という設問に対し、「シンは、南斗聖拳一〇八派のひとつの代表者であるが、複数の流派の拳法を修得している」と説明されている。
;南斗無音拳
:GOLANの大佐(カーネル)が使い手として登場。南斗聖拳の一派で“世界最強の殺人拳”とカーネルは自称している。極意は気配を消し去って敵の背後を取り、致命の一撃を与えること。カーネルは元特殊部隊レッドベレーの軍人で、さまざまな戦闘手段の一つとしてこの拳法を身につけている。指に装着した鋭利な鉄爪で切り刻む描写があるが、鉄爪はカーネルの斬撃をフォローするもので、無音拳の本質に何ら関係のないものである(双葉社刊『北斗の拳 奥義秘伝書』「拳法大辞典」より)。
;跳刀地背拳
:使い手はジャツカル率いるウォリアーズの最高幹部フォックス。相手を騙す虚拳。死んだ振りなどで相手を欺いて油断させ、背面の筋肉を使って上空に飛びつつ爪で切り刻む。大地という強固なガードを背負い、前面の敵に集中することが出来るが背面は弱点となる。
;羅漢仁王拳
:使い手はピレニィプリズンの獄囚デビルリバース。5000年前から伝えられる古代インド拳法の一つ。破壊力は無限だがあまりの残忍獰猛さから時の皇帝から禁じ手とされ、伝える者はいないとされてきた。風圧を自在に扱う奥義・風殺金剛拳は、アニメ版でラオウも使った。
;南斗水鳥拳
:伝承者はレイ。南斗六聖拳のひとつ。華麗な足の動きに奥義があり、空中に舞う姿は見る者全てを魅了するほど優美で美しいが、その外見とは裏腹で、敵を切り裂き、切り刻む、比類のない残虐非道の必殺拳。手技に特化した拳法であり、指のひとつひとつが鋭利な刃物と化し、鋭い手刀は真空波を発生させる。奥義には空中で仕掛ける飛翔白麗や飛燕流舞がある。原哲夫が最も好きな拳法として挙げ、「絵的にもうまくいった」と語っている(出典は『北斗の拳 SPECIAL』の中のインタビュー記事)。
;華山群狼拳
:使い手は牙一族。中国拳法象形拳の流れを汲み、集団で襲いかかり、大男と小男が連係する拳法。ケンシロウとレイからは子供騙しにしてこけおどしの拳法と酷評された。武器の使用も珍しくないが、牙一族の小男はジャマダハルのような握りに直刃3本が付いた剣を片手あるいは両手に装備する傾向にある。
;華山角抵
:使い手は牙大王。中国拳法打雷台の流れを汲む相撲の源流の一つ。使い手はただでさえ常人よりも頑丈な体であるが、奥義・華山鋼鎧呼法によってさらに頑丈な鋼鉄の鎧にすることができる。なお、雷台とは勝負する場所を指し、相撲の土俵のようになっている(双葉社刊『北斗の拳 奥義秘伝書』「拳法大辞典」より)。ゲーム『北斗無双』では牙大王とのエンカウントデモ内で、牙大王が相撲のごとく四股を踏んでいる。
;野猿牙殺拳
:使い手はアミバ配下で木人形(デク)狩り隊のハブ。東亜の密林の奥地に伝わるという侯拳(猿拳)の流れを汲むと言われ、軽業のような跳躍力と長い棒を使って防御の弱い頭上を取って攻撃する。
;アミバ流北斗神拳
:トキに変装して悪事をはたらいたアミバが名乗った北斗神拳。いくつかの新秘孔も究明したが、本家のケンシロウには勝てず。『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』では、アミバは、鍼針を極めた北蛇鍼拳なる流派名を自称しており、これに北斗神拳の要素を取り入れて、発展的に押し極めていった拳。
;二神風雷拳
:伝承者はカサンドラの衛士フウガとライガ。同じ血、同じ筋肉、同じ想念、同じ感性を持つ二身一体の者のみが習得可能な拳。二人の指は、鋭利な金属糸で繋がれており、間に挟み込んで敵を切断する。
;泰山流双条鞭
:カサンドラの獄長ウイグルが使う。2本の鞭を自在に操り、目に見えぬ速度で相手をめった打ちにし、敵を切り裂く武技。バリエーションとして、兜には握り1つに多数の鞭が付いた物が2本仕込んであり、これを使う場合は泰山流千条鞭と呼ぶ。
;蒙古覇極道
:上記ウイグルが使う闘技。350kg(アニメでは500kg)の巨体から繰り出すショルダータックルで、その威力は絶大。
;崇山通臂拳
:拳王ラオウが、カサンドラにおいて極意を奪い集めて伝承者となった拳法の一つ。通臂拳は実在の拳法であり、その動作を猿の腕に例え、敵を打つときに腕か伸びることに由来する(双葉社刊『北斗の拳 奥義秘伝書』「拳法大辞典」より)。通臂拳の拳法家は奥義書を差し出し、さすがに拳王は一読して我が物とした。アニメ版では攻撃を繰り出すシーンがある。
;首長処刑刀術
:拳王親衛隊のザルカが使う刀術。巨大な三日月刀を風車のように回転させて切り刻む。白羽取りのような形で刀を挟み持ち、奪い取る「首長盗刃術」もあるらしいが、披露する前にケンシロウに殺されたため、詳細は不明。
;竜吐火焔術
:拳王侵攻隊・ガロンの火闘術。アニメで命名。腹に溜めたガソリンを噴出して火を点ける。レイには「大道芸」と呼ばれ、全く通用しなかった。
;裂闘破鋼棍
:トキの到着を遅らせるため、拳王ラオウの命でトキを襲った大男の棒術。2本の六角の鋼棍で殴りかかるパワー系の拳である。しかしトキには全く当たらず、逆にそのパワーを利用されて両腕を折り曲げられたが、闘気こそがこの拳の極意であり、多少なりともラオウの目に止まったことを考慮すると、それなりに強力な拳であろう(双葉社刊『北斗の拳 奥義秘伝書』「拳法大辞典」より)。
;南斗比翼拳
:伝承者はダガール。南斗聖拳一〇八派中、ユダ配下である二十三派のひとつ。原作やアニメの描写を見るに、手技による斬撃を得手とする流派。ユダの軍閥でNO.2の地位(副官)にあるが、ケンシロウとの力の差は大きく、雑魚扱いにされた。拳法名は「ラオウ外伝 -天の覇王-」より。また、「比翼」とは『山海経』に出てくる中国の空想上の異鳥「比翼鳥」を示す。
;南斗紅鶴拳
:伝承者はユダ。南斗六聖拳のひとつ。拳法名の由来は返り血で身を紅く染める鶴の姿。拳速の優位さを誇る流派で、その拳から発する衝撃は背中にまで突き抜ける。奥義には、拳の衝撃が地面や水面を伝わって行く伝衝烈波の他、敵にとどめを刺す血粧嘴がある。
;南斗白鷺拳
:伝承者はシュウ。南斗六聖拳のひとつ。南斗聖拳一〇八派の中で、脚での攻撃を主体する拳法であるが、単なる蹴りだけではなく、倒立して脚を自在に旋回させて斬撃を加えるなど、足技の多彩さにおいては他の流派と一線を画す。足技で、シュウ自身が“南斗白鷺拳の真髄”と格付けた烈脚空舞の他、掌を使って敵を幻惑し、自身の気配を断つ奥義・誘幻掌もある。シュウは盲目の拳士であるが、心眼と相手の気配を読み取って攻防の間合いを掴んでいるようである。
:なお、シュウは生まれついての盲目ではないが、視力の有無は全くハンデになっておらず、むしろこれを戦闘で有利になる要素として積極的に生かしていた。その結果、ケンシロウとの戦いでは当初優勢を保ち、サウザーの配下が集団で仕掛けた音で幻惑する攻撃も全く効かなかった。
;南斗双斬拳
:聖帝サウザーの配下、ベジとギジの二人組が使う投剣術のような拳法。敵を挟んで対極に、2本の投剣(計4本)を正確に猛スピードで投げ合いながら、敵との間合いを詰めて切り裂く。技は互いの息が合わないと死に直結するだけに、相応の修練が必要な拳。
;南斗鳳凰拳
:伝承者は聖帝サウザー。南斗六聖拳のひとつ。南斗聖拳一〇八派中最強とされ、北斗神拳と同じく一子相伝の拳法であり、「帝王の拳」と呼ばれる。最強であるがゆえに、通常は「防御の型」と云う「構え」を有せず、前進制圧で攻勢に徹し、主力技である極星十字拳を使う。しかしながら、対等の敵と対峙した場合、帝王の威信を賭けて、奥義・天翔十字鳳の「構え」をとり、虚を捨てて立ち向かう。
; 泰山天狼拳
:伝承者は天狼星のリュウガ。狼の牙を模した手の動きで敵を寸断する拳法。あまりのスピード故に、流血の間もなく、傷口に冷気を感じる。技には天狼凍牙拳がある。詳細はリュウガの項を参照。
;五車風裂拳
:南斗五車星「風」のヒューイの拳。風の中に真空を生じさせ、鋼鉄をも一瞬にして断ち切るという必殺拳。名前はアニメ版で付けられ、漫画原作では「風を友とし空中に真空を走らせる拳」と言っていたのみ。この拳法は南斗聖拳ではない。
;五車炎情拳
:南斗五車星の「炎」のシュレンの拳。手技での斬撃の中に燐を用いる戦法で、概ね、敵を切り裂きつつ炎上させる。五車星の拳士で漫画原作において拳法名を名乗ったのはシュレン一人だけ。斬撃を加え切り裂く拳法だが南斗聖拳ではない。
;五車星「山」の鬼の拳
:南斗五車星の一星「山」のフドウの拳。漫画原作にも登場した「五車山峨斬」(アニメ版で命名)は、手刀の一閃で悪党を両断した剛の拳法である。しかしながらフドウの拳の根本となるものは、かつて彼が悪事に走っていた頃使い、ユリアとの出会いで改心してからラオウと闘うまで封印していた「鬼の拳」で、圧倒的な体躯から発揮される驚異的なパワーで相手を粉砕する威力を持つ。
;五車星「雲」の我流の拳
:南斗五車星の一星「雲」のジュウザの拳。かつてはラオウ、トキの兄弟に匹敵する天賦の才の持ち主であったが、「雲」の如く自由に生を送る無頼者で、勝手気ままな性格ゆえ、その拳も我流して無形。手技・足技は元より、首や腕を固めてきめる柔術まがいの体技も使う。無形ゆえ誰も読むことができない変幻自在な拳法であり、ラオウもその威を認め、黒王号から降りて戦った。攻勢時にはその強さを余すことなく見せたが、守りに弱い部分をラオウにつけ込まれ、秘拳・撃壁背水掌をもってラオウとの決着戦に臨んだ。
;泰山破奪剛
:雲のジュウザに倒された野党の頭目ゲルガが使う拳法。自慢の豪腕で衝撃波を走らせるが、攻撃はロングレンジには及ばない。
;泰山妖拳蛇咬帯
:使い手はヒルカ。自称拳王配下最強拳。自在に操る布(蛇咬帯)をからめ、相手の身動きを封じた後、全身に装置した刃による死の抱擁をする。
:アニメでは、蛇咬帯を絡めるだけで人体を切断するなど、攻撃力が増長している。また、数人の部下も使い手で、ヒルカと一緒にカラフルな蛇咬帯を使って攻撃していた。
;華山獄握爪
:バスクの使う拳。宙で体を回転しながら、掴んだ鋼鉄をも引きちぎる技。
;ケンカ拳法
:アインが使用する実戦の中で培われた我流の拳法。ボクシングをベースに鉄拳を武器とした。
;元斗皇拳
:天帝を守護する拳法の一つ。伝承者は金色のファルコ。ソリア、ショウキも使い手。光を発する手を持ち、敵の細胞を瞬時に滅殺する。
:詳細は元斗皇拳の項を参照。
;南斗双鷹拳
:伝承者は、バズ、ギルのハーン兄弟。南斗聖拳一〇八派の一つ。個々でも屈強な拳法であり、アニメ版での描写からは、鷹がその鋭い爪で攻撃するかのごとく、手技で敵を切り刻んでいる。しかし、その極意は、息のあった兄弟の連係による二身一体の空中からの攻撃にある。
;北斗琉拳
:極めた者は魔界に達する魔道の拳。別名を「北斗劉家拳」(蒼天の拳より)。ジュウケイを師とし、カイオウ、ヒョウ、ハンの三羅将とシャチの四人が伝承した。
:詳細は北斗琉拳を参照。
;西嶽派銀槍
:羅将ハンの配下で修羅となった男が使う槍術。野心がないのでハンに認められず、発動する間もなく殺されたため、詳細は不明。
;蒙古流妖禽掌
:郡将カイゼルが使う。相手を傷つけることなく一瞬で敵の骨や内臓を取り出すことが出来る恐るべき拳法。戦い以外では、リンが「修羅の花嫁」として与えられる修羅がその証として飲み干すことになっている、聖酒に混ぜるリン自身の血を取り出すのに使われた。
;北斗宗家の拳
:修羅の国に伝わる北斗の源流となった拳。ケンシロウの実兄で北斗宗家の嫡流であるヒョウや北斗宗家の傍流であったカイオウに先天的に伝承されていた。赤子の頃に修羅の国を出たケンシロウにも、当然ながら宗家の血は潜在的に流れており、カイオウとの初戦においてその血は目覚めた。さらに、ケンシロウが継ぐべき北斗宗家の秘拳なるものも存在するが、その在り処は永らくヒョウの記憶に封印されていた。
;北斗宗家の秘拳
:北斗宗家の拳を完璧に無効化する受けの技法。
:大成して極致に達した北斗宗家の拳は、その受け技も究められ、実戦における存在意義を失ってしまった。それ故、無敵の暗殺拳が切望されることとなり、宗家の拳は、西斗月拳の「点穴」の術を組み入れることで、新たに進化を続ける余地を得て、北斗神拳と北斗琉拳を生み出した。
;羈獣拳
:コウケツの最終兵器で、彼が造りあげた巨人マイペットにコウケツ自身が乗り込む。コウケツの頭脳とマイペットのパワーが一つになることで地上最強になるとコウケツは言っていたが、ケンシロウには手も足も出なかった。
;大乗南拳
:辺境のサヴァの国王であるアサムが伝承者。息子のカイ、ブコウ、サトラの三兄弟も使う。アサムによれば肉を切らせて骨を断つ一撃必砕の剛拳とのことだが、素手にこだわらず武具を使う派や秘拳もあるようである(三兄弟の内、ブコウとサトラはケンシロウとの対決時に太刀、鎖などの武具を用いた。また、カイも蛮族達を蹴散らす際には刃物を振るっている)。奥義書には大乗南拳乱れるとき北斗神拳伝承者が現れると書かれてある。
;残影蠍拳
:最初に残像の突きを見せ、相手が対応した以外の無防備な部分に本当の突きを入れる拳。光帝バランがラオウより盗み取った拳法のひとつ。
;白爪妙拳
:屈強なゾルド軍の長、ゾルドが使う。剣を使用するがボルゲには通じず。
;南斗龍神拳
:アニメオリジナル。KING(シン)の配下である火闘術のドラゴンと幻術師のパトラが連帯する技であるが、拳法と言うよりあくまでも闘術の一種である。ドラゴンが持つ発火能力に、パトラの幻術による炎をからめて攻撃する。うまくドラゴンが火炎を直撃させれば、敵は火達磨と化し、幻覚の炎で混乱する敵を、パトラが剣で仕留めるのも殺法として有りき。
;蝙蝠(コウモリ)拳
:アニメオリジナル。KING(シン)の配下であるパトラが刺客として放った二人組の怪人(蝙蝠男)が使い手。南斗聖拳の流れを汲む拳法で、黒いコスチュームにマント、腕には3本の刃物の長い爪が装着されている。身のこなしが速く、マントを翼のように使って飛翔しつつ斬りつけ、二人がかりで戦えば、ケンシロウといえども手を焼く猛襲が可能。
;南斗爆殺拳
:アニメオリジナル。ジャッカル(アニメではKINGであるシンの配下)が使用。実態は、点火したダイナマイトを投げつけるだけで拳法ではなく、ケンシロウにも「火薬にたよって何が拳法だ」と突っ込まれている。この戦法で敵を仕留めるには、爆破させるタイミングと虚をつくことが不可欠。
;南斗百斬拳
:アニメオリジナル。KING(シン)の部下ダンテが使う拳法。ダンテはシンと共に南斗聖拳を学んだ男だけあって、割合に真面で、強力な拳法だと期待された。しかし、鉄パイプを切断する程度の威力はあったが、ケンシロウとの対戦では驚くほどの見せ場はなく、猛攻を受けてあっさりと片付けられた。
;南斗暗鐘拳
:アニメオリジナル。KING(シン)の配下のザリアが使い手。拳法とは名ばかりの呪術。村にある大聖堂の鐘の音を聞かせて色々なことが起こせる。特定の人間を切り裂き、死者をゾンビとして蘇らせて戦わせる他、生者までも一時的にゾンビ化して思い通りに操れるなど、常軌を逸する技でケンシロウを戸惑わせた。術を解くには、ケンシロウが秘孔を突く以外では、術者のザリアを倒すしかない。
;南斗風車斬
:アニメオリジナル。KING(シン)の部下バロンの武器を用いる闘技。双頭の巨大な斧を豪快に振り回して攻撃する技。破壊力はそこそこあるが、使う武器の特性上、攻撃がおよぶ範囲が狭いのが難。
;南斗蛇鞭拳
:アニメオリジナル。KING(シン)の部下ジャンクの武器を用いる闘技。鞭を生きた蛇のごとく操って攻撃する技で、鞭が届く範囲で遠距離からの攻撃が可能。威力は今ひとつで、ケンシロウに多数の浅い傷を与えるにとどまった。
;南斗人間砲弾
:アニメオリジナル。KING(シン)の部下でゴールドウルフ隊の隊長・ガレッキーが考案。大砲で人間を打ち上げ、上空より剣を振りかざして攻撃(ガレッキーがこれを繰り出したときに限り、高速錐揉み回転で空中を飛び、敵を攻撃)する。
;南斗列車砲
:アニメオリジナル。「南斗」を冠した名前が付いているが拳法の属ではなく、KING軍が秘匿する 列車砲 で、大口径の大砲を列車に装備した兵器。その砲撃による破壊力は尋常な物ではないが、大砲が一門で次発装填に時間がかかることが欠点。KING(シン)の部下トウダが砲術指揮を務める。
:この列車砲は「ジョーカー・バルコム」と命名されており、KING軍の2大幹部の名が付けられている。
:人間砲弾や列車砲は拳法と呼べるものではなく、原作者サイドの抗議を受けアニメ初期の段階で東映が書いたシナリオの再チェックが行われている〔宝島社『僕たちの好きな北斗の拳』より。〕。
;南斗翔天拳
:アニメオリジナル。KING(シン)の腹心・ジョーカーが使う拳法。空中を高速移動することで残像が生じ、3人に分身して敵に襲いかかる。残像の分身にも攻撃力があり、神速で変幻自在に動けるジョーカーだからこそ可能な拳法。
;泰山寺拳法
:『週刊少年ジャンプ』に北斗の拳が連載される前の1983年『フレッシュジャンプ』4月号と6月号に掲載されていた読み切り版『北斗の拳』で登場した拳法。
:アニメでもシンの部下の大将軍バルコムが使い手として登場。体を鋼鉄並に硬くする牙大王の華山角抵戯に似た呼吸法を使う。両手を高速で動かし、異次元空間のようなものを作り出して攻撃する技『妖鬼幻幽拳」があるが、この技は、読み切り版『北斗の拳』で、泰山寺南西支部長であり泰山寺A級戦士の「金峰梅軒」(きんぷばいけん)が使った奥義で、正式名は「妖鋼筋鬼幻幽拳」。
;華山群狼拳・妖滅の型
:アニメオリジナル。牙大王の元に向かっていたケンたちを待ち伏せしていた牙一族が使用した。あらゆるところに身を隠した牙一族が同時に現れ敵を攻撃する。
;華山分裂拳
:アニメオリジナル。牙一族のマダラがアニメで使用した技。高速で動き一瞬停止する、これを繰り返すと相手には敵が分裂しているように見える。
;熊爪両断拳
:アニメオリジナル。アミバによって熊の力を得た男・ゴウダの技。両手に闘気のようなものを溜め、一気に振り下ろして物質を両断する。ケンシロウには全く通用しなかった。
;蘭山紅拳
:アニメオリジナル。北斗神拳と同じく一子相伝の秘拳で、拳王に人質を取られてケンシロウとの対決を強要された女性拳士ベラが使用した。バラをくわえて戦うという特徴がある。
;黒掌十字拳
:アニメオリジナル。ウイグルの部下ターゲルが使い手。独特の腕を交差させた構えから、敵を一瞬にして十字型に切り裂く殺人拳。なお、設定では中国山東省盧山の秘密の修験所に始まる拳法とのことであるが、山東省にあるのは泰山であり、盧山があるのは江西省。
;風雷十極拳
:アニメオリジナル。ライガ、フウガの師であるソウジンが使い手。二神風雷拳の源となる拳法。両手の十指より、中空に鋭利な金属糸で極線を定め、一瞬にして相手を切り刻む殺人拳。見た目はまるで、指からレーザー光線を放っているかのようである。
;鉱支猫牙拳
:アニメオリジナル。ユダの部下コマクが使用。猫のように「ニャオー」と叫びながら飛び回り、爪で相手を切り裂く拳法で、高くて狭い所ではより威力を発揮するようだが、相手がケンシロウであったため、大した見せ場はなかった。
:セガの対戦格闘ゲーム版ではユダの投げ技として使用されている。
;泰山流斬人抜刀術
:アニメオリジナルで漢字は書籍より〔。リュウガの部隊の副官・ガロウが使い手。相手を縦に切り下げる一の太刀、横に切り払う二の太刀、切り上げる三の太刀、刀を後ろ手に持ち切りかかる奥の太刀がある。
;転界無王拳
:アニメオリジナル。拳王配下・ブーガルが使い手で、自身の気配を絶って敵を貫く拳。敵を攻撃するとき、自身が回転するのが特徴。回転後、飛び蹴りに移る「転界殺生拳」も持つ。
;泰山流四束拳
:アニメオリジナル。野盗の頭目であるコグレと3人の部下であるグズリ、ジーラ、ナブリが使い手。コグレを司令塔に4身1体での綿密に計算された攻撃を行なう。ケンシロウ相手に四対一の戦いを挑み、それなりに苦戦させるが、なまじ動きが正確であるだけに、合図を出している司令塔のコグレを封じられると、残った3人は何も出来なくなってしまうことが弱点。ケンシロウにそこを見抜かれ、秘孔突きでコグレの動きを封じられると、途端に残った3人の動きはバラバラになり、あっという間に勝負は決してしまった。
;華山角抵張手
:アニメオリジナル。雲のジュウザに倒された野党の首領ダルカが使った華山角抵戯の技。体格を活かした両手の張り手である。
;泰山黒影拳
:アニメオリジナル。拳王配下・ドルフィが使い手。部下のゼンダが高い所から太陽光を反射させて相手の目をくらまし、その隙にドルフィが攻撃する不意打ち攻撃。ゼンダがフドウに叩き落とされたため、あっさり破られた。
;華山三叉槍
:アニメオリジナル。拳王配下・バルダが使い手。三叉の槍を使い、猛スピードで突きを繰り出す。ケンシロウ相手には、かすり傷をほんの1つ負わせる程度にしかならなかった。
;泰山(流)剣舞術
:アニメオリジナル。拳王配下・ジェモニが操る剣術。二刀流の奥義「双刀剣」があるが、ケンシロウには全く通用しなかった。
:最初は泰山「流」と言っていたが、奥義を出す際には「泰山」とだけ言っていた。
;五車波砕拳
:アニメオリジナル。南斗五車星の「海」のリハクの拳。天才軍師のリハクもアニメ版では拳法家であり、ラオウと拳を交える場面が描かれた。「波砕拳」は波の持つ巨大なパワーを模した拳法で、変幻自在の構えから、荒波が一瞬で岩を砕くがごとく必殺の体技を繰り出す。巨大な柱や仏像を体当たりで砕く破壊力を見せたが、ラオウには通用せず、「荒波ごときで砕けるラオウではない」と一蹴されてしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「北斗の拳の技一覧」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.