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北方 謙三(きたかた けんぞう、1947年10月26日 - )は、日本の小説家。 == 略歴 == 佐賀県唐津市生まれ。幼少時代を九州・佐賀県で過ごす。実家は曾祖父の代から、唐津市で菓子屋を経営。父親は外国航路の船長だったため、会えるのは船が帰港する時だけ。その都度、横浜に会いに出かけていた。小学校5年の時に、神奈川県川崎市に転居。芝学園を経て、中央大学法学部法律学科入学。学生運動華やかなりし時代であり、全共闘運動に没入。 在学中の1970年、純文学作品『明るい街へ』を同人誌に発表。同作が雑誌「新潮」(1970年3月号)に掲載され、学生作家としてデビューを果たす。1973年同大学卒業。PR誌の企画スタッフをしながら執筆を続ける。 1981年、『弔鐘はるかなり』(『第二誕生日』改題)が出版。新人としては異例の“書き下ろし長編”による処女出版であり、二度目のデビューである。初版は8千部。翌1982年には、『逃がれの街』(『ふたりだけの冬』改題)も出版。その後『眠りなき夜』、『さらば、荒野』、『檻』とヒット作を次々と生み出し、“ハードボイルド小説の旗手”として一躍人気作家となる。 1983年には『逃れの街』が、主演水谷豊、監督工藤栄一で映画化。以降『友よ、静かに瞑れ』(1985年)、『黒いドレスの女』(1987年)などが次々と映画化され、作家としての地位を築き上げる。 1989年、初の歴史小説として南北朝時代を舞台とした『武王の門』を発表。続く南北朝ものである『破軍の星』では、第4回柴田錬三郎賞を受賞。 1996年、全13巻6500枚書き下ろしという大長編、北方版『三国志』の刊行が開始され、以降歴史小説は、中国史へとその裾野を拡大。1999年には『水滸伝』が小説すばるで連載開始。前作を超える全19巻9500枚の超大作は、北上次郎によって「日本の大衆小説の最高峰」と評された。同作は2006年、第9回司馬遼太郎賞を受賞。 2000年より、直木三十五賞の選考委員を務める。ほかに吉川英治文学賞、江戸川乱歩賞、小説すばる新人賞の選考委員。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北方謙三」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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