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朝鮮民主主義人民共和国の歴史[ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくのれきし]
朝鮮民主主義人民共和国の歴史(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくのれきし)は、1948年9月9日に独立・建国された北朝鮮の歴史である。ソビエト連邦(ソ連)による朝鮮占領期に、国家の基盤が形成された。建国当初は北緯38度線以北の朝鮮を領土としていたが、朝鮮戦争休戦以降は軍事境界線以北の朝鮮を領土としている。 == 建国直前 == 第二次世界大戦末期に日本へ宣戦布告をしたソ連は、朝鮮北東部から朝鮮半島を徐々に制圧して行き、日本の降伏後には、最終的に北緯38度線以北の朝鮮(朝鮮北部)全域に進駐した。朝鮮総督府の統治が終焉した時点(1945年8月15日)で、朝鮮には朝鮮人による独自の共産党組織があった。しかしソ連は、東ヨーロッパの衛星国に対して採った方針を踏襲し、第二次世界大戦期をソ連で過ごした朝鮮人共産党員に、好んで権力を与える方針を持っていた。そのため、1946年2月にソ連軍(赤軍)は、ソ連に亡命し、そこで朝鮮人共産党員の指導的役割を担っていた金日成を、朝鮮北部の行政機関である北朝鮮臨時人民委員会の委員長に任命した。金日成は、朝鮮の共産主義者の中では少数派に過ぎなかった。しかし、帰国直前にモスクワで行なわれたスターリンとの会談で、ソ連が樹立を考えていた朝鮮の共産党政権の指導者として認定されたと言われている。北朝鮮臨時人民委員会は、同年11月3日の総選挙で朝鮮北部の政府として成立した。1947年2月に「北朝鮮人民会議」が設置されて北朝鮮臨時人民委員会は「北朝鮮人民委員会」に再編成された。金日成はその後、朝鮮共産党北朝鮮分局を結成し、徐々に反対派を追放していった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朝鮮民主主義人民共和国の歴史」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 History of North Korea 」があります。
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