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朝鮮民主主義人民共和国の鉄道(ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくのてつどう)では、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の鉄道について記す。 ==概要== 北朝鮮の国民は、一部を除いて自家用車はなく、また高速バスなど他の陸上交通機関も殆ど存在しないため、鉄道が唯一の都市間交通手段となっている。北朝鮮の鉄道網は、平壌を中心に高密度で形成され、西部路線、東部路線、北部路線、東西連結路線からネットワークが構成されている〔。2013年時点で鉄道総延長は約5,300kmで、路線の97%が単線だが約4,100kmが電化されており、電化率は80%と韓国の69%よりも高い〔。しかし、近年の発電用の重油などのエネルギー・電力不足中で、この電化率の高さが逆効果となっている〔。 線路の軌道は標準軌と広軌、狭軌が併用されており、標準軌は60kg/m、50kg/m、38kg/m、狭軌は18kg/mの鋼鉄軌が使用されている〔。枕木は日本統治時代のもの、中国およびロシアの中古品、自国生産のものが混在するが、自国生産のものは品質が非常に低い。枕木は大部分が防腐処理の施されていない木製であり、コンクリート製の枕木は20 - 30%程度となっている〔。 国際列車としては、平壌~瀋陽~北京間でK27/28次列車が運行されている他、平壌~豆満江~ハサン~~ハバロフスク~モスクワ間を運行する列車が存在する。国際直通運転により、中国・モンゴル・ロシアの車両と類似している。北朝鮮の鉄道は電力事情の悪化で運転しているのは約10%で切符の枚数は少なく、特に地方から平壌行きの切符の入手は困難である。そして、鉄道員とどうしても乗りたい人民との間に賄賂が飛び交っているという。また線路の整備が非常に悪く、遅れも多い為、時刻表は役に立たず列車が来る時間が分からないのだという。 北朝鮮の鉄道は韓国・中国・ロシアにとってメリットとなるために、補修工事はそれらの国が投資をしている。韓国は北朝鮮の開城と平壌を結ぶ鉄道の改修・補修に2900億ウォン(約370億円)、道路の改修・補修に4400億ウォン(約560億円)の合わせて7300億ウォンが必要との見方を示した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朝鮮民主主義人民共和国の鉄道」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rail transport in North Korea 」があります。 スポンサード リンク
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