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北極圏[ほっきょくけん]
北極圏(ほっきょくけん、)は、北緯66度33分以北の地域である。北極圏の限界線となる北緯66度33分線を北極線(ほっきょくせん、)という。北極圏では真冬(冬至)に太陽が昇らず(極夜)真夏(夏至)に太陽が沈まない(白夜)〔厳密に言えば、太陽の視角(0.53度)と日の出日の入りの定義(上端の出入りで定義)から、夏至には北極線から南約30km(太陽視角の半分相当)までは太陽は沈まず(白夜)、冬至には北極線から北約30kmまでは太陽が出る事になり、それ以北が極夜となる。〕。 なお地学などでは、北極海とツンドラ気候区とを合わせてこう呼ぶ場合もある。 == 北極線 == 北極線は、北半球における白夜の南限である。しかし、これは幾何学的な定義であり、実際の北半球における白夜の南限は、光の屈折などの影響で北極線よりも90キロメートルほど南となる。ただしこれも海水面での話であり、標高が高くなると南限はさらに南下する。さらには山岳地帯では水平線が見えないため、これも白夜に影響する。 また、北極線の位置は一定ではない。北極線の位置は赤道傾斜角で決まるが、この赤道傾斜角が月の引力による潮汐力で長周期で2度ほど振れる。北極線は現在、1年で15メートルほどずつ北方に移動している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北極圏」の詳細全文を読む
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