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北海道官設鉄道C1形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版 | 国鉄7000形蒸気機関車[こくてつ7000かたちじょうききかんしゃ] 7000形は、かつて日本国有鉄道の前身である鉄道院、鉄道省に在籍したテンダー式蒸気機関車である。 もとは北海道官設鉄道編入の際に引き継がれた機関車で、さらに北海道で2番目に開業した釧路鉄道の機関車を廃線後に譲受したものである。
==概要== 1887年にアメリカのボールドウィン・ロコモティブ・ワークスが初めて日本に供給した蒸気機関車で、メーカーの種別呼称は"6-D-11"、車軸配置0-6-0(C)で2気筒単式の飽和式機関車であった。2両(製造番号8591, 8592)が製造されている。機関車本体の運転整備重量が10t、全長は炭水車を含んでも10m足らずという軽便鉄道並みの小型機であったが、大型のダイヤモンドスタック付きの煙突や、機関車前部に装備されたカウキャッチャーなど、典型的なアメリカ古典機スタイルであった。後に、これを軌間762mmのタンク機仕様とした同系機が、陸軍鉄道連隊によって大量に輸入され、日露戦争中の満州や朝鮮半島で使用されている。 機関車には、釧路鉄道のオーナーであった安田善次郎にちなんだ愛称が付けられており、「進善」「長安」(「安田善次郎伝」による。メーカー側の記録では、"Zenshin" "Choan")と命名されている。廃線後は、北海道庁鉄道部(北海道官設鉄道)に売却されてC1形(4, 5)となり、1905年に官設鉄道(鉄道作業局)に編入され、Ea形と称した。官設鉄道では、1909年(明治42年)に制定された鉄道院の車両形式称号規程により7000形(7000, 7001)と称し、旭川と岩見沢で入換、工事用に使用され、1921年と1919年に廃車となった。現在、硫黄山のレストハウスに蒸気機関車の模型が展示されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄7000形蒸気機関車」の詳細全文を読む
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