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北海道炭礦鉄道L形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版 | 国鉄5700形蒸気機関車[こくてつ5700かたちじょうききかんしゃ]
5700形は、かつて日本国有鉄道の前身である鉄道院に在籍したテンダ式蒸気機関車である。 ==概要== 本形式は、アメリカのスケネクタディ社(Schenectady Locomotive Works)で製造されたもので、日本で初めて導入されたスケネクタディ製の蒸気機関車である。車軸配置は、旅客列車牽引用として4-4-0(2B)で単式2気筒、飽和式である。本形式は、鉄道作業局(官設鉄道)、九州鉄道、北海道炭礦鉄道により、合わせて59両が導入された。 本形式の形態は一様ではなく、注文主によってわずかずつ異なっていた。主な相違点は、ワゴントップ型ボイラーの上辺形状と、クロスヘッド滑り棒の形状と本数にある。鉄道作業局のものは、ボイラーの傾斜部分が急で、滑り棒は1本であるのに対し、九州鉄道のものはボイラーの傾斜が緩く滑り棒は4本、北海道炭礦鉄道のものはボイラーの形状は九州鉄道と同じく緩いタイプであるが、滑り棒は4本である。また、炭水車の台車も3軸固定式と片ボギー式の2種がある。 これらは、1906年(明治39年)制定の鉄道国有法により全て国有鉄道籍となり、1909年制定の鉄道院の車両形式称号規程では、58両が5700形となった。1両の不足は、日露戦争で陸軍に徴発された際、1両が未帰還となったためである。
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