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北海道犬[ほっかいどういぬ]
北海道犬(ほっかいどういぬ、ほっかいどうけん)は、アイヌ民族(北海道の先住者)が飼育してきた日本犬種である。アイヌ犬とも呼ばれる。 == 歴史 ==
=== 起源 === 縄文時代初期、縄文人が東北地方から北海道へ渡る際に同伴したマタギ犬(山岳狩猟犬)が、北海道犬のルーツだと考えられている。アイヌはこの犬をセタ(''seta'')と呼び、ヒグマやエゾシカの獣猟、これに付帯・関連する諸作業に用いてきた。 弥生時代に入ると、日本に移住した渡来人によってもたらされた犬と日本在来犬(いわゆる縄文犬)との間で混血が始まったが、地理上の理由から、北海道では渡来系の犬の遺伝的影響は最小限にとどまり、縄文犬の血統が維持されたというのが現在定説に成りつつある。これは田名部雄一が犬の血液分析をおこない、琉球犬と北海道犬に類似が見られることから導き出された仮説である。現在遺跡から見つかっている縄文犬の骨と北海道犬に体格や骨格の特徴に類似が見られず、またミトコンドリアDNAの解析では異なる結果も出ている。別の説では鎌倉時代に本州から北海道へ移住した人達に連れられて来た中型の獣猟犬が祖先ではないかともいわれている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北海道犬」の詳細全文を読む
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