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医療費亡国論 : ウィキペディア日本語版
医療費亡国論[いりょうひぼうこくろん]

医療費亡国論(いりょうひぼうこくろん)とは、日本で当時の厚生省保険局長吉村仁1983年昭和58年)1月31日全国保険・年金課長会議において発表した「医療費増大は国を滅ぼす」という論のことである。吉村は同会議で「医療保険制度をいま改革しなくては、必ず崩壊する」と発表した。
== 雑誌への寄稿 ==
吉村仁は1983年(昭和58年)3月に「医療費をめぐる情勢と対応に関する私の考え方」というレポートを旬刊誌『社会保険旬報』(社会保険研究所、1424号、pp.12-14)に寄稿する。吉村は同レポートに「このまま医療費が増え続ければ、国家がつぶれるという発想さえ出てきている。これは仮に医療費亡国論と称しておこう」と著している。
本田宏は同レポートの要点を以下のようにまとめている。
* 国民の医療・福祉の負担が増えると、国民の消費行動が抑制されて経済に影響が出る。
* 病気の治療よりも予防に力を入れる方が医療費抑制に効果的である。
* 「1県1医大」政策により将来は医師過剰、病床過剰となる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「医療費亡国論」の詳細全文を読む



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