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十二時辰[じゅうにじしん]
十二時辰(じゅうにじしん)とは、近代以前の中国や日本などで用いられた、1日をおよそ2時間ずつの12の時辰(じしん)に分ける時法である。”およそ2時間”とあるのは、後述の通り夜と昼、季節で長さが変動するからである。 十二辰刻(じゅうにしんこく)・十二刻(じゅうにこく)・十二時(じゅうにじ)とも呼ぶ。時辰・辰刻・刻・時は、いずれも本来は単に時間・時刻という意味の言葉だが、十二時辰制のもとでは1日を12に分けたそれぞれのおよそ2時間を意味し、刻・時はまた任意の2時間を表す単位としても使われる(ただし他の長さを表すこともある。刻は1日を48に分けたおよそ30分など、時は1日を24に分けたおよそ1時間も意味する)。 12の時辰を右表に示す。時刻は定時法の場合で、不定時法では季節によりやや変動する。 == それぞれの呼び名 ==
=== 十二支 === 十二時辰のそれぞれには「夜半」等の名があるが、十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)でも呼ばれる。その場合、漢語では「子時(しじ)」などと呼ぶが、日本では「子の刻(ねのこく)」「子字」〔明治5年太政官布告第337号に、「改暦前の時刻の呼称を『字』を用いていた」とある。〕などと呼ぶのが普通である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「十二時辰」の詳細全文を読む
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