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十六八重菊紋 : ウィキペディア日本語版
菊花紋章[きくかもんしょう]

菊花紋章(きくかもんしょう、きっかもんしょう)は、キク科キク属キク(菊)を図案化した菊紋のうち、特にの部分を中心に図案化した家紋のことである。菊花紋(きくかもん、きっかもん)、菊の御紋ともいう。単に菊紋(きくもん)と言う場合は、花を組み合わせるか、いずれかを図案化したものも含める。
== 概要 ==
観賞用のキクは奈良時代中国大陸より伝えられた。高潔な美しさが君子に似ているとされ、と共に四君子とされた〔松村明 他編『古語辞典』旺文社〕。文学上は、『万葉集』には詠まれておらず、『古今和歌集』、『源氏物語』などから登場する。平安時代には、陰暦9月菊月と呼び、9月9日を「重陽節句」「菊の節句」とし、菊花酒を飲む「菊花の宴」「菊花の杯」で邪気を払い、長命を祈った。菊文様も吉祥文様として、好んで装束に用いられた。
鎌倉時代には、後鳥羽上皇がことのほか菊を好み、自らの印として愛用した。その後、後深草天皇亀山天皇後宇多天皇が自らの印として継承し、慣例のうちに菊花紋、ことに十六八重表菊皇室の紋として定着した(「十六弁菊は南朝の紋で、三十二弁菊(十六弁八重菊)は北朝(および現皇室)の紋である」との説明も見かけるが根拠不明である)。
江戸時代には幕府により葵紋とは対照的に使用は自由とされ、一般庶民にも浸透し、この紋の図案を用いた和菓子仏具などの飾り金具が作られるなど各地に広まった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「菊花紋章」の詳細全文を読む



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