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十六羅漢 : ウィキペディア日本語版
阿羅漢[あらかん]
阿羅漢 (あらかん、サンスクリット:arhat अर्हत् アルハット)は、仏教において、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。サンスクリット語"arhat"の主格 "arhan" の音写語。略称して羅漢(らかん)ともいう。漢訳には応供(おうぐ)という意訳もある。釈迦牟尼仏の十号のひとつでもある。
== 呼称 ==
 学道を完成し、これ以上に学ぶ要がないので阿羅漢果を「無学位むがくい」という。それ以下は、不還果ふげんか一来果いちらいか預流果よるかを「有学うがく」という。(四向四果
arhat(arhan) の原意は「(応供の)資格を有する(者)」という意味で、仏教成立以前から存在した述語であることはほぼ間違いない。しかし、仏教成立以前からインドの諸教で用いられていたかどうかについては、未だ定説と呼べるものはない。
語源として、煩悩の賊(ari)を殺す(han)から殺賊(せつぞく)と言われたり、涅槃に入って迷いの世界(三界)に生れない(a(不)+ruh(生ずる))から不生(ふしょう)と言われたりするが、これはいずれも通俗語源解釈である。本来は「価値ある」「立派な」などの意味を持つ語根〈arh-〉の派生語である。
阿羅漢はそれ自体が修行過程の果得を示す用語であるとともに、応供の資格を表す尊称でもあるため、経典には「偉大なる阿羅漢にして仏(如来)」などと言った表現が出現する。声聞縁覚(独覚どくかく/辟支びゃくし)や菩薩も阿羅漢であることに変わりはない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「阿羅漢」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Arhat 」があります。



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