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十字[じゅうじ]
十字(じゅうじ、クロス、英:cross)とは幾何学図形の1つで、2つの線(棒)が互いに直角に交差して、片方または両方の線が中央で分割されている。線は通常は水平と垂直だが、斜めの場合は斜め十字(ななめじゅうじ、サルタイアー、英:saltire、聖アンデレ十字)とも呼ばれる。 なお日本では、線が垂直な場合は漢字の「十」と同じ形のため「十文字」(じゅうもんじ)、斜めの場合は「×」(バツ、ペケ)と呼ばれる事もある。 == 概要 == 十字は最も古代から存在する人類のシンボルの1つであり、多くの地域で使用されている。太陽のシンボルや、キリスト教の十字架、南十字星の他にも、世界の四大要素や方位、あるいは縦線を神性、水平線を世界とした統一概念の象徴などとして使われている。 現代でも多数の国旗、赤十字社などの標章や紋章、家紋などにも使用されている。なお中国の、晋の時代に十字をつけた餅を食して厄除けとする風習が、日本に伝えられると鎌倉時代に流行し、その餅のことを「十字」といったともされる〔千鹿野茂監修 高澤等著『家紋の事典』東京堂出版 2008年〕。
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