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十字架挙栄祭[じゅうじかきょえいさい]
十字架挙栄祭(じゅうじかきょえいさい)とは、正教会と東方諸教会において祝われる祭の一つであり、正教会では十二大祭の一つ。亜使徒聖大帝コンスタンティン(コンスタンティヌス1世)〔本項では皇帝および母后に限らず、人名と称号について正教会の教会暦上での呼称と転写を基本的に用いる。これらについては括弧内で補足する事とする。〕の母である聖太后エレナ(母太后ヘレナ)によって、エルサレムでイイスス・ハリストス(イエス・キリストのギリシャ語読み)が掛けられた聖十字架が発見された事と、十字架にまつわる諸事を記念する祭であり、9月27日に祝われる(修正ユリウス暦使用教会では9月14日に祝われる)。 9月14日に祝われるカトリック教会の十字架称賛祝日に相当する。 == 正教会の伝承 ==
十字架挙栄祭は4世紀の出来事を記憶する祭である。以下、本項では正教会の伝承に基づいた内容を記す。参考文献と日本正教会の慣習に従い、イエス・キリストを「イイスス・ハリストス」と現代ギリシャ語・ロシア語に則った転写で表記し、キリスト教を「ハリストス教」と記載する。その他の人名の転写も本記事では基本的に日本正教会の慣習に則ることとする〔日本正教会の祈祷書における人名表記は、その殆どが、中世ギリシャ語の発音が格語尾を落とした上で教会スラヴ語に転写されたものを、ロシア風の古典再建音による読みを片仮名で音写したものに由来している。従って、古典ギリシャ語の再建音をラテン語やその他の西欧諸語を経由している西方教会における慣例的な転写とは大きく異なるものが多い。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「十字架挙栄祭」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Feast of the Cross 」があります。
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