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千歳川 : ウィキペディア日本語版
千歳川[ちとせがわ]

千歳川(ちとせがわ)は、北海道支笏湖を源として石狩低地帯を流れる石狩川水系石狩川支流の一級河川である。もとは支笏川と呼ばれたが流域に住む鶴にちなみ改名された。アイヌ語ではシコッペッ Sikotpet という。
== 地理 ==
北海道千歳市南西部の支笏湖に源を発し東に流れる。千歳の市街地で北に向きを変え、石狩振興局空知総合振興局の各管轄地域の境界を流れ、江別市王子の王子特殊紙江別工場横で石狩川に合流する。
行政界は、江戸時代、支流の島松川を境に上流側が東蝦夷地(北海道太平洋側)、下流側が西蝦夷地(北海道日本海側)に分けられていた。松前藩が両蝦夷地を統治していた時代は、行政界を契機とした問題は特段生じなかったが、18世紀末に江戸幕府が東蝦夷地を事実上直轄地化した際には、支流の漁川にウラエ()をかけていた石狩側のアイヌ(実態は勇払側のアイヌ)の漁業権が否定される(ウラエ訴願事件)事件も生じた。明治時代にも、島松川を境とした行政界区分は引き試みられ、上流側が胆振国、下流側が石狩国となり、その後成立した市町村界もこれに沿った〔苫小牧市史上巻p585(苫小牧市)〕。
地質、平野部の標高差がない地形や石狩川の高い水位の影響で洪水の発生が多い。支流ナイベツ川(内別川)の水は日本の名水百選に選ばれている。1937年までは「夕張川」と合流した後に「石狩川」にそそいでおり、その合流点から石狩川までの間は「江別川」いう名称であった経緯から、下流の江別市では「江別川」と呼ばれる事もあるが、現在ではあまり一般的ではない。
上流の支笏湖から流れ出る地点に、1908年から1951年に運行し、現在は廃線である王子軽便鉄道の鉄橋(通称:山線鉄橋)〔美笛‐千歳鉱山専用軌道の一考察・注釈3 〕が歩道橋として架かる。その北岸には支笏湖温泉がある。上流部の谷は深く、王子製紙が4つの水力発電所を置いている。
秋にはサケが遡上する。千歳市サケのふるさと 千歳水族館ではインディアン水車を使用してのサケ漁が行われ、見学することができる。また、千歳サケのふるさと館は、千歳川の水中を展望できる部屋があり、サケの遡上時期では、窓一杯にサケが遡上するのを見られる。シーズンオフでも季節に応じた魚が見学できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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