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旧千燈寺跡[きゅうせんどうじあと] 旧千燈寺跡(きゅうせんどうじあと、きゅうせんとうじあと)は、大分県国東市国見町千燈にある寺院である千燈寺の旧寺院跡。旧千燈寺、千燈寺跡とも呼ばれる。本項では、現在の千燈寺についても併せて説明する。 == 歴史 == 千燈寺は、六郷満山の諸寺を創建した仁聞(仁聞菩薩)が、718年に六郷満山の中で最初に創建した寺院であると伝えられる。千燈寺という寺号は、仁聞がこの寺の近くにある五辻岩屋で修行をしていると、東北海の龍王がその徳に感じて千の燈を献じたことから名付けられたとされる。山号は補陀落山(ふだらくさん)。千燈寺はまた仁聞の入寂の地であるとも伝えられている。 かつては六郷満山の中山本寺で、16の末寺を有し六郷満山の中核を成す寺院として栄え、「西の高野山」とも称された。しかし、天正年間に大友宗麟による焼き討ちに遭って大規模な伽藍は焼失し、文禄年間に再建されたものの往時の繁栄を取り戻すことはなかった。 現在の千燈寺は、旧千燈寺の坊が昭和初期に山麓に移転したものである。旧千燈寺跡はかつては荒廃していたが、近年、旧千燈寺跡を含む千燈岳一帯が六郷満山ふれあい森林公園として整備されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「旧千燈寺跡」の詳細全文を読む
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