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千頭森林鉄道 : ウィキペディア日本語版
千頭森林鉄道[せんずしんりんてつどう]

千頭森林鉄道(せんずしんりんてつどう)とは、静岡県榛原郡川根本町大井川水系寸又川一帯に路線を持っていた森林鉄道である。東京営林局千頭営林署が運営していた。
沢間停車場では大井川鉄道(現 大井川鐵道井川線沢間駅と接続していた。大井川鉄道井川線千頭駅 - 沢間駅は、当森林鉄道の乗り入れのため、762mmと1067mmの三線軌条であった。
木材運搬のみならず、電力会社が発電所ダムの維持管理の為ために使用していた。また、一時期、寸又峡温泉への観光客、宿泊客の運搬を行なっていた。
== 建設の経緯 ==

* 元々は、第二富士電力(後に富士電力と合併。中部電力の前身の一つ)が千頭ダムの建設の際、赤石山脈帝室林野局の御料林から伐採される木材を、寸又川を用いた筏での運搬が出来なくなることに対しての、水利権の補償として建設された。
* このため当初は、第二富士電力が千頭ダム建設の資材運搬中心に運行すると共に、帝室林野局の木材を受託運搬していた。
* 千頭ダムが完成すると、富士電力は路線を帝室林野局(現林野庁)名古屋支局千頭出張所に無償譲渡し、千頭森林鉄道となった。なお、千頭森林鉄道になった後も、電力会社が発電所やダムの維持管理の為に自前の機関車で、森林鉄道を使用していた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「千頭森林鉄道」の詳細全文を読む



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