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千鳥抄 : ウィキペディア日本語版
千鳥抄[ちどりしょう]

千鳥抄(ちどりしょう)とは、源氏物語の注釈書である。源氏物語千鳥抄(げんじものがたりちどりしょう)あるいは源氏物語難儀抄(げんじものがたりなんぎしょう)と呼ばれることもある。
== 概要 ==
至徳3年7月26日(1386年8月21日)から嘉慶2年11月30日(1388年12月29日)にかけて30数回にわたって行われた河海抄の著者である四辻善成の源氏物語についての講義の内容を、聴講者の一人であった大内氏の家臣平井相助が30年以上経過した1419年応永26年)3月下旬になってから講義の後平井が四辻にさまざまな質問して答えを得た内容も含めて当時の記録を元にとりまとめて主君の大内持世に献上したものである。聞書形態の注釈書としては最も古い時代に成立したものであり、また源氏物語の全巻に亘る講義が行われた最も古い記録でもある。写本には1巻のものと2巻のものとが存在する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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