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午後のこ〜だ(ごごのこーだ)は日本で開発されたIA-32アーキテクチャ向けのMP3エンコーダである。特に速度に重点を置いた最適化が施されている。2000年のオンラインソフトウェア大賞受賞作。 == 概要 == 午後のこ〜だはフリーのMP3エンコーダ「LAME」のソースコードをMMX、3DNow!、SSEなどのSIMD命令に最適化することによって高速化を実現している。エンコードエンジンはダイナミックリンクライブラリ (gogo.dll) として提供されており、CD2WAV32、CDexなどの外部ソフトウェアと連携することが可能である。BHA社のライティングソフトウェア「B's Recorder GOLD」など、商用ソフトのMP3エンコードエンジンとして採用されたこともある。公開当時はまだ一般的ではなかったマルチプロセッサにも対応し、ベンチマーク用ソフトとしても多用された。 現在では、公開当時に比べてCPUの処理性能が格段に向上したこともあり、速度面での優位性は特記するほど実感できなくなっている。また、午後のこ〜だはLAMEバージョン3.88から派生したエンコーダであるため、音質改善が進んだ最新版のLAMEと比較すると音質面で劣る。ユーザーの嗜好も音質を重視する傾向が強まってきたこともあり、更新の停止した現在においては利用者は減少している。 ベンチマークソフトとしても、他のPCMarkなどの総合ベンチマークソフトが台頭したこともあり、利用が減少している。 起動時に、いわゆる萌えキャラのスプラッシュスクリーンが表示される。この表示はオプションでインストールの時点からOFFにすることができる。また、伺かとの通信機能も備えている。 なお、AV Watchの検証によると、192kbpsのエンコードにはバグがある事が判明している。高域に上がっていく最後の辺り、具体的には22kHzの音は21kHzに、22.05kHzの音は20.05kHzへと化ける。〔藤本健のDigital Audio Laboratory 第200回:iPodに最適なMP3を作る その2 〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「午後のこ〜だ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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