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半グレ[はんぐれ] “半グレ”(はんグレ〔『What’s with the police purge on dance clubs? 』 ジェイク・エーデルスタイン 2013年4月7日 ジャパンタイムズ ― “” ― “ハングレ” ()〕)とは、「暴力団に所属せずに犯罪を繰り返す集団」を指す語〔『"半グレ"って知っていますか? 』 2012年10月29日 NHK『クローズアップ現代』〕。“半グレ集団”とも〔『半グレ集団 とは 』 朝日新聞 2012年10月22日 コトバンク〕。語源は「グレる」の“グレ”であり「愚連隊」の“グレ”であり、また黒と白の中間にあたる灰色の“グレー”、「グレーゾーン」の“グレ”〔『暴力団』 : “暴走族と愚連隊” 溝口敦 2011年 新潮新書 ISBN 978-4-10-610434-3〕。暴力団に詳しいジャーナリスト・溝口敦の命名とされている〔『暴力団でないアウトロー「半グレ」の実態 』 小野登志郎 2012年12月19日 WEBRONZA〕。語の初出は同ジャーナリスト著『ヤクザ崩壊』(2011年・講談社)〔『New breed of ‘criminal elements’ emerging from the shadows 』 マーク・シュライバー 2012年12月9日 ジャパンタイムズ 〕。 “暴力団の陰で新興の組織犯罪集団が勃興している。彼らに対する公的な呼称はまだなく、本書では「半グレ集団」と呼ぶことにする。「半グレ」とは彼らが堅気とヤクザとの中間的な存在であること、また「グレ」はぐれている、愚連隊のグレであり、黒でも白でもない中間的な灰色のグレーでもあり、グレーゾーンのグレーでもある。” ==情勢== ノンフィクションライターの小野登志郎は、1991年の暴力団対策法施行ならびにその後の暴力団排除条例施行が“半グレ集団”勃興の誘因であったものと推測する〔。日本の各地にその例が見られ、様々な局面において暴力団と対峙する勢力となり、時に暴力団を圧倒してきた〔『暴力団』 : “暴力団が怖れる集団” 溝口敦 2011年 新潮新書 ISBN 978-4-10-610434-3〕。東京の「関東連合」がそうした“半グレ集団”の典型とされている〔『関東連合が典型の「半グレ集団」ITに疎い暴力団に魅力感じず 』 溝口敦 2012年1月17日 NEWSポストセブン〕。ほか、中国残留孤児の2世ならびに3世を中核構成員とする「怒羅権」や、大阪の繁華街・ミナミで傷害事件などを繰り返しているアマチュア格闘技団体(「強者 つわもの」〔『半グレ「強者」また逮捕 ミナミで警察官に公務執行妨害 』 2013年1月29日 MSN産経ニュース〕)などが“半グレ集団”の例に挙げられてきた〔『半グレは「準暴力団」 警察庁、組織や資金源の実態解明へ 』 2013年3月7日 MSN産経ニュース〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「半グレ」の詳細全文を読む
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