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半矮性遺伝子[はんわいせいいでんし] 半矮性遺伝子(はんわいせいいでんし、semidwarf gene)とは、植物の背の高さ(草丈)を低くする遺伝子。主に植物育種学で用いられる用語。緑の革命においてイネ、コムギ品種の改良に用いられ、その子孫に当たる品種に引き継がれている。 == 矮性と半矮性 == 矮性とは生物の大きさが通常個体より小さくなる現象であり、動植物を問わずに使われる用語である。矮性を示すようになることを矮化という。矮化の原因としては、遺伝子によるもの(遺伝的要因)、環境の影響(環境要因)、ウイルス等の感染による病気、人為的な矮化(矮化剤処理や接ぎ木など)などがある。 植物分野においては、一般には矮性とは「正常なものに比べて1/2程度以下に草丈が短縮したもの」を指し、半矮性とは矮性と正常の中間であるものを指す〔日本育種学会編(2005)『植物育種学辞典』。培風館 ISBN 978-4563077884〕。また、矮性が草丈以外の形質にも影響する傾向を持つものを指すことが多いのに対して、半矮性はそのような多面的発現が少ないものを指すこともある〔八杉龍一・小関治男・古谷雅樹・日高敏隆(1996)『岩波生物学辞典』第4版。岩波書店 ISBN 978-4000800877 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「半矮性遺伝子」の詳細全文を読む
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