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共同出版(きょうどうしゅっぱん) # 協力出版。複数の出版社が合同で企画・出版を行なう出版形式。→参考:フォア文庫 # かつて北海道札幌市を拠点に書誌を出版をしていた出版社。→auto one # 書籍の出版形式の一つで、おもにアマチュアの書き手を対象とするもの。本記事で詳しく記述する。 ---- 書籍の出版形式の一つで、おもにアマチュアの書き手を対象とするもの。出版社側は、企画出版(出版にかかる費用の総てを出版社側が負担する形式)、自費出版(著者側が負担する形式)の中間に位置する物とし、著者と出版社が出版費用を折半すると喧伝している。しかし、営利を目的とする企業である出版社が、売れる見込みのない無名の著者の出版に出資するはずもなく、初版費用を著者が負担する代わりに書店流通および宣伝を出版社が行う形式である。出版社によっては「協力出版」と言うところもある。 == 共同出版及び書店流通型自費出版の問題点 == * 出版業界の事情に疎い素人を対象とするためか、出版社が見積もりで提示する費用が各社一律でない。 * このような商法について、ネット上では藤原新也〔Shinya talk - 「新風舎」なるどうもちょっと気になる出版社 〕や有田芳生〔有田芳生の『酔醒漫録』: 「新風舎」のあくどい商法 〕により取り上げられ、週刊文春2006年11月30日号にも「朝日新聞がモテ囃す『詩人経営者』に憤る作家のタマゴたち」という記事が掲載されている。また、経営破綻の際の問題については、読売新聞のオンライン版でも取り上げられている〔自費出版本 幻!? 大手「碧天舎」倒産 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 〕。また、自費出版・共同出版を謳う業者の不透明な契約に関しては、2000年以前にも起きていたことが記されている〔多田文明『ついていったら、こうなった』 (2005年、彩図社) ISBN 978-4883925209 において、多田本人の「10年ほど前」の体験記が述べられている。〕。 * 2007年7月4日、元大学教授ら3人が、全国約800の書店で販売される等と勧誘されて新風舎と契約を結んだにもかかわらず、実際には一部の書店(原告のひとりの場合にはわずか3店)でしか販売されなかったとして、約800万円の賠償を請求する訴訟を東京地方裁判所に提起したと報じられた〔asahi.com:自費出版でトラブル相次ぐ「本屋に並ぶと思ったのに」 - 文化・芸能 2007年7月5日閲覧〕〔元教授ら自費出版「新風舎」提訴、一部書店しか本出回らず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 2007年7月5日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「共同出版」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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