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協同組合(きょうどうくみあい)は、共通する目的のために個人あるいは中小企業者等が集まり、組合員となって事業体を設立して共同で所有し、民主的な管理運営を行っていく非営利の相互扶助組織。連帯経済の主要な担い手である。 == 世界の協同組合 == 1491年、世界で初めての協同組合であるThe Shore Porters Societyがスコットランドのアバディーンに設立された。 江戸時代の天保年間(1830-44年)に、農村指導者の大原幽学の創案で下総国香取郡長部村(現・千葉県旭市長部)で「先祖株(せんぞかぶ)組合」という農村救済の仕組みが作られた。先祖株とは出資金(土地)で、運用益により破産した農家を救済するなど、農村の荒廃を防ぐ策がとられ、農業協同組合の原形で「世界初」の協同組合ともいわれる。だが、幕府の弾圧で組合は解散、幽学は自決に追い込まれた〔「余録」(毎日新聞2015年2月10日)。〕。 1844年、最初の近代的な協同組合とされる消費組合ロッチデール先駆者協同組合がイギリスのマンチェスターの郊外で設立された。 1895年、イギリスのロンドンで、国際協同組合同盟 (the International Co-operative Alliance: ICA) が設立された。2011年8月現在、本部はスイスにあり、94カ国の254団体が加盟し、傘下の協同組合の総組合員人数が10億人を超える世界最大の非政府組織 (NGO) となっている〔国際協同組合同盟 (ICA) の紹介 〕。 ドイツ農村では金融を主とする信用組合が発達し、留学中これを見た平田東助は感銘を受け、日本の報徳社の事例とあわせて、産業組合法を作成した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「協同組合」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cooperative 」があります。 スポンサード リンク
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