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協奏交響曲[きょうそうこうきょうきょく]
協奏交響曲(きょうそうこうきょうきょく、, )は、18世紀の協奏曲の一種である。複数の独奏楽器を持ち、全3楽章からなりたち第1楽章には協奏風ソナタ形式を持つ。 名称の「交響曲()」はバロック時代の合奏協奏曲に倣った「複数種の楽器によるサウンドの交わった(協奏曲)」であることを表している。後世に現れた「交響曲」の意味は持たない。 == 概要 == カール・シュターミツなどのマンハイム楽派の作曲家によって多く書かれたが、ハイドンやモーツァルトにも作品がある。「協奏交響曲」とは銘打たれていない作品の場合でも、モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲やベートーヴェンの三重協奏曲やブラームスの二重協奏曲のように、明らかにこのジャンルを意識して作曲された作品がある。 20世紀になってからは、シマノフスキが最後の交響曲にこの名称を与えている。実際には交響曲というよりピアノ協奏曲と呼ぶべき作品であるが、しばしばヴァイオリンやフルートの独奏などもピアノ・パートにからむため、あえてその名称が与えられたのであろう。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番も、協奏交響曲の変種と見なされる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「協奏交響曲」の詳細全文を読む
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