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南アフリカ国鉄26型蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版 | 南アフリカ国鉄26型蒸気機関車[みなみあふりかこくてつ26がたじょうききかんしゃ]
南アフリカ国鉄26型蒸気機関車(みなみアフリカこくてつ26がたじょうききかんしゃ)、通称レッド・デビル(Red Devil)は、南アフリカ国鉄が保有した車軸配置4-8-4(日本国鉄式: 2D2)の蒸気機関車である。狭軌の鉄道としては世界最大の出力を持っている蒸気機関車である。そのNo.3450の赤い塗装からレッド・デビルの通称がある。 == 背景 == 石炭が豊富にあることと、アパルトヘイト政策による国際的孤立により石油の輸入に不安を抱えていた南アフリカでは、第二次世界大戦後でも他の先進諸国とは異なり積極的に蒸気機関車の使用を続けていた。その南アフリカでも次第に動力近代化は進展し、電気機関車やディーゼル機関車の導入が進展しつつあった。 しかしながらオイルショックの影響は、そのような情勢にあった南アフリカ国鉄にも及び、蒸気機関車の更なる改良に取り組む契機となった。そこでともに南アフリカ国鉄で働いていた、アルゼンチン出身の技術者リビオ・ダンテ・ポルタと、イギリス国鉄出身の技術者デービッド・ウォーデール(David Wardale)は協力して蒸気機関車の改良を行うことになった。 まず、19D型蒸気機関車のNo.2644を安い予算で改造する許可が与えられた。この改造によりかなりの燃料消費削減を達成することができた。これを受けて続いて1979年に南アフリカ国鉄で最新の蒸気機関車である25NC型の改造許可を得ることができ、これが26型となった。
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