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南アフリカ航空295便墜落事故(みなみアフリカこうくう295びんついらくじこ、South African Airways Flight 295 )は、インド洋モーリシャス近海で発生した航空事故である。 == 事故の概略 == 南アフリカ航空295便(ボーイング747-200Bコンビ、機体記号:ZS-SAS、愛称:ヘルダバーグ(Helderberg)、1980年製造)は台湾(中華民国)の中正国際空港(現・台湾桃園国際空港)を出発し、途中インド洋上にあるモーリシャスのサー・シウサガル・ラングーラム国際空港で給油の後、南アフリカのヨハネスブルグのヨハネスブルグ国際空港(現・O・R・タンボ国際空港)に向かう予定だった。 台北を出発後、9時間30分は通常通りに飛行していたが、突然モーリシャスの航空管制官に対し、『煙が充満し緊急着陸を要する事態』と通信があった。火災による電気系統の損傷のためか通信が途絶、最後の通信からわずか3分後の現地時間午前4時頃、モーリシャスの北東約250km沖合のインド洋上に墜落した。 乗員19名、乗客140名の計159名全員が死亡した。機体は高速で海面に突入したため粉々に砕け、水深約4000 - 5000mの海底に沈み、大部分の引き上げは不可能だった。漂流して回収された物品のなかには、日本人乗客の大部分を占めていた遠洋漁業船の交代乗組員が持参していた水産会社の書類や、日本から南アフリカへ逓送される日本の郵政省(当時)の航空郵便袋などが含まれていた。 この便には、遠洋漁業に従事していた乗組員の交代要員として向かっていた人々や、タイガー・ジェット・シンの招聘によって、遠征興行を兼ねた新婚旅行で南アフリカに向かっていたプロレスラーのハル薗田夫妻など日本人47名も犠牲になったため日本でも大きく報道された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南アフリカ航空295便墜落事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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