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南南問題[なんなんもんだい] 南南問題(なんなんもんだい)とは、1980年代以降顕著になった、開発途上国とされる国の間での経済格差の問題。 ==概要== 南北問題が、先進国と開発途上国の間における経済格差の問題を指して使われていたが、開発途上国の経済状況も次第に分化してきたため、南の諸国間の問題として扱われるようになった。 産油国や新興工業国(中進国)が経済発展に成功する中で、最貧国(後発開発途上国)は資源の乏しさなどの理由から経済発展できなかった(できていない)ため、経済格差が拡大することとなった。 貧しいと言われてきた南半球の国々の間でも経済格差が生まれたことから,こう呼ばれるようになった。 例としては、タイやマレーシアが外資受け入れを原動力に経済成長を続ける中で、ミャンマーやラオスなどが相対的に貧しくなり格差が拡大している(ただし、ミャンマーは政治的意図に基づき、外資受け入れに消極的という面が強い)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南南問題」の詳細全文を読む
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