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南国少年パプワくんの登場人物 : ウィキペディア日本語版
パプワの登場人物[ぱぷわのとうじょうじんぶつ]

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パプワの登場人物(パプワのとうじょうじんぶつ)では、漫画南国少年パプワくん』と、その直接の続編にあたる『PAPUWA』、及びこれらの作品を原作とするアニメに登場する架空の人物について説明する。
(アニメ版にも登場している人物、動物に関しては声優名を付加)
== 主要人物 ==
; パプワ
: - 『南国少年パプワくん』:田中真弓(5〜6歳)、『PAPUWA』:くまいもとこ(10歳〜11歳)
: パプワ島に住む人間の男の子。赤い秘石最後の継承者で、両目に秘石眼を持つ。彼以外の赤の一族たちは、故郷の沈没と青の一族による迫害で滅んでしまっている。素敵に無敵なちみっ子。テコンドーを会得している上に常人の常識を超えるほど異常に強く、そのためガンマ団からは「超人パプワ」と呼ばれている。髪型のモデルは『ドラゴンクエストIII』の男勇者。誕生日は12月24日
: 『南国少年パプワくん』で、シンタローなど多くの人間と友達になる。弱点は(作中で判明している限りでは)漢字が書けないこと(PAPUWAでは書けるようになっていて、むしろ普通は書けないだろうという漢字も書ける)と、パプワ島の外から来た病原体に抵抗力がないこと。シンタローの扱いは手酷くぞんざいだが、大切な友人である。パプワ島から1度も出ていないにもかかわらず、世界各国のことを詳しく知っている。
: 『PAPUWA』でも島で最強のちみっ子。リキッドの扱いはシンタロー同様に相変わらず手酷くぞんざいだが、「友達」は大事にする。
: 作中でチャッピーとともに踊る「室戸市名物シットロト踊り」は、室戸市の実在の祭りで踊られている踊り(アニメでは名称が「んばば踊り」に変更されている)。たまにピンチの時でも寝ている時がありシンタローやリキッドを困らせている。
; チャッピー
: 声 - 『南国少年パプワくん』:増岡弘 、『PAPUWA』:山口勝平
: パプワの親友犬。パプワの出生の秘密にも大きく関わっている。元々は喋れたが、あることがきっかけで言葉を封じられ、「ワウ」としか喋れなくなった(PAPUWA単行本13巻の第72話参照)。
: 『南国少年パプワくん』では、シンタローが持ってきた青の秘石は彼の首輪に取り付けられてしまい、シンタローが反抗すると、パプワの「チャッピー、エサ!」の言葉を合図に頭に噛み付く。
: 『PAPUWA』では首に付けている青の秘石がチャッピーの身体を借りて喋ることがあった。
: パプワを背に乗せて走ることもある。
; シンタロー
: 声 - 『南国少年パプワくん』:緑川光(24歳。アニメでは24~25歳。) 、『PAPUWA』:鳥海浩輔(27歳~28歳)
: パプワシリーズの実質的な主人公。黒目に腰まである長い黒髪で普段はひとつに束ねている。「シンタロー」という名前はザ・スターリンの杉山晋太郎(初代ベース)から取ったものであり、作者の他の漫画に登場するシンタローという名前も同じ理由である。原作者である柴田亜美と同じ5月24日生まれ(ただし本当の誕生日は5月12日)。年齢は『南国少年パプワくん』の原作では24歳だが、アニメでは誕生日のエピソードがあったため、作中で25歳になっている。
: 『南国少年パプワくん』では、世界最強の殺し屋軍団であるガンマ団の総帥マジックの息子であり、同時に同組織No.1の殺し屋として登場した。ガンマ団に嫌気がさし、青い秘石を持ち逃げしてパプワ島に流れ着くが、着いた途端パプワにコテンパンにやられて青い秘石を取り上げられてしまって以来、主夫としてパプワに小姑の如くいびられ、ぞんざいに扱われる日々を過ごす。パプワ島のナマモノには概ね人気があり、特にイトウとタンノには熱烈に求愛され、追い掛け回されている。
: 非常にブラコンで、弟のコタローを溺愛している。自分を溺愛する父親マジックには冷たく、呼ぶ時もつっけんどんに「親父」と呼ぶが、感極まり、真剣に心配をした時は「父さん」と呼ぶ。叔父のサービスを非常に尊敬している。パプワ、コタロー、サービスに対しては頭が上がらないが、基本的には「オレ様」な性格であり、Sな一面もある。かなりの守銭奴で、秘石を売ろうとしていたり、コージの相棒の巨大鯉キヌガサくんの芸術的価値を知ると強奪したりしている(が、ことごとくパプワに阻止された)。ぞんざいにされながらもチャッピーを可愛がっているらしく、一度その点を弱点扱いされたこともある。何だかんだでパプワとは強い絆で結ばれている。必殺技は眼魔砲だが、初登場時はパプワに「凄かった」と言われただけであっさり破られる。『南国少年パプワくん』のアニメ版では、両手に発生させた眼魔砲(原作では、基本的に片手で放つ描写がされている)のエネルギーを螺旋状に放つ「トルネード眼魔砲」も習得した。
: 非常に複雑な出自の持ち主であり、物語が進むにつれその正体が二転三転し、最終的には青い秘石の番人の“影”であったことが判明した。まず、ガンマ団帰還時にマジックを殺そうとしたコタローの攻撃をかばった際に死亡して幽霊となり、死亡した体は体の本来の持ち主であったキンタローとして復活した。その際彼の正体は赤い秘石によってマジックの息子の中に送り込まれた赤の番人ジャンの複製だと思われたが、その後登場したジャンの本体と完全に融合できずに赤の番人ではないと発覚(この時まで幽霊だったがジャンの体は彼のものとなり肉体的に蘇り、事態に気付いたジャンは体を離れ、当時から赤い秘石と波長が合っていたリキッドの体を乗っ取った)。彼の正体は赤の秘石の行為に気付いた青の秘石がキンタローの中のジャンを消し、更に赤い秘石と赤の番人を欺くためにジャンそっくりに作った青の番人であった。更に青の番人である彼自身にも影であるジャンそっくりのシンタローと、青の番人としての本来の人格のアスが存在し、肉体的に蘇った後にアスに乗っ取られかけるが、自力で追い出した。
: 『PAPUWA』ではガンマ団総帥となって登場。未だにコタローLOVEのブラコン。画風の変化もあって以前より大人びている。総帥として執務を行う際には髪を束ねず、マジックと同じような真っ赤な軍服を着用し、黒いコートのようなものを羽織っている。
: サービスに仕込まれたため、元々かなりの料理上手だったが、さらに腕を上げている。リキッドに対する姑ぶりは凄まじく、リキッドからは「お姑さん」もしくは「DV(ドメスティックバイオレンス)姑」などと呼ばれることもある。口癖は「はーいはいはい」。身長192cm、体重82kg、血液型B型。漢字表記では「新太郎」。
; リキッド
: 声 - 『PAPUWA』:高橋広樹
: 『南国少年パプワくん』ではハーレムの部下(ガンマ団特戦部隊隊員)として登場。自称アメリカ人。金髪&黒髪(幼少時の回想では自毛は黒髪)で碧眼。左目の下に傷がある。16歳の時に遊びに行ったランドでハーレムに誘拐され、無理矢理特戦部隊に入れられた。下っ端で、仲間から手酷くいじられたりおちょくられたりしている。特にハーレムには、給料を勝手に競馬につぎ込まれるなど相当ひどい目に合わされているが、元上司と部下として強い絆で結ばれている。大のディズニー好きで、エグチ君とナカムラ君と会話した時は感激していた。パプワ島の住民を護るためにガンマ団を辞め、パプワ島で新たな赤の秘石の番人となる。秘石の番人になると歳をとらなくなるため、20歳の頃から歳をとっていない、自称「永遠の20歳」(しかし老後のために貯金をしている)。実際に歳をとっていたら24歳。5月21日生まれ。
: 『PAPUWA』でも赤の秘石の番人を続けているが、かつてのシンタロー同様に家政夫扱いされて、パプワやコタロー、更にはシンタローにまでいびられている。ディズニー好きも健在で、それを敵に利用されることも。パプワ島での暮らしがすっかり体に染み付き、何かあると家事に逃避する。しかし、デザートをたてにパプワに自己主張する描写もある。またガンマ団の中でも、総帥となったシンタローに対して堂々と意見を言う数少ない人物であり、性根は強い方である。
: 元は金持ちのお坊ちゃまで、リキッドの父親は彼以上にヤンキー風の容姿(特攻服や長すぎて省略されるほどのリーゼントヘアーが特徴的)であるが、実はアメリカの現職プレジデントであり、シンタローによる嫁(リキッド)いびりの1つの原因を作った人物でもあることが明らかとなる。赤の番人になる際、家族には二度と会えないと赤の秘石に言われたらしい。コタロー達にはアメリカ・テキサス州出身と言っていたが、実際は千葉県木更津市出身。
:必殺技は電磁波(プラズマ)。
; コタロー(仮名:ロタロー)
: 声 - 『南国少年パプワくん』:大谷育江(5歳〜6歳時)、『PAPUWA』:小林沙苗(10歳〜11歳時)
: マジックの次男。両目(青)とも秘石眼で髪の毛の色が亜麻色。パプワと同じ12月24日生まれ。
: 青の一族の中で最も強い力を持っている。その力は、同じく両目とも秘石眼で青の一族の中では圧倒的強さを誇る父マジックも遠く及ばない。兄達とは18歳年が離れている。
: 『南国少年パプワくん』では、生まれてから間もない時に母親が死去しており、母親のことは知らない〔『南国少年パプワくん』当初の設定。『PAPUWA』で、青の一族は政治的な理由から母親を持たず、人工授精でしかも男の子しか生まれないという事実が明らかになった。〕。その力を恐れた父マジックにより軟禁されて育つが、軟禁から解放された直後にマジックを殺そうとするなど、善悪の区別がつかなかった。最終的にパプワ島で暴走してしまい、深き眠りにつく。幽閉時に化け物植物(ウツボカズラのフジエダくん。中身はパプワ)とぬいぐるみ(中身はシンタロー)のバトルを目撃するというショッキング体験をしたことがある。
: 『PAPUWA』で数年ぶりに目覚め、真っ先にパプワ島を目指すが、タンノの一族と思われるナマモノ集団に巻き込まれ、そのまま第二のパプワ島に流れ着いた際に記憶喪失となる。コタローの暴走を防ぐため記憶を取り戻させまいとしたリキッドにより「ロタロー」(パンツに書いてあった「コタロー」にリキッドが棒を一本足した)と名づけられ、そのままパプワらと生活することになる。「訴えるよ!そして勝つよ!」が口癖。兄に似て守銭奴な一面もあり、そのせいで罠にかかったことがある。パプワにとっても初めての同年代の人間の友人。パプワ島の暮らしにより純粋な感情を身に付けていき、一人の人間として成長する。後にシンタローと再会し、彼の絶体絶命の危機に直面したことがきっかけで記憶を取り戻す。サービスのもとで修行を終え、マジックらに同行している。修行突入時に断髪しており、精神的にたくましく成長したようである。本作では珍しくないが、自身が美少年であることを自覚しており、謙遜する時のセリフは「そんなあ!ぼくはただのアイドルだよ!」。
: 初登場時と比べて最も変化したキャラである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パプワの登場人物」の詳細全文を読む



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